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米モバイル広告大手でGoogle傘下入りが決定したAdMobが、5月のモバイル統計を発表した。AdMobが広告を配信するスマートフォンや高性能モバイル端末に関するデータを集計、解析したもので、それによると5月末の時点で日本は米国に次いでiPadが普及していることが分かった。
AdMobから広告配信を受けている世界約85万台のiPadの国別シェアを集計したもので、首位が米国で58%、日本が2位で5%、以下、英国(4%)、中国(4%)、カナダ(3%)と続く。
4月に先行発売された米国が首位で圧倒的なシェアを占めるのは当然としても、5月28日に発売になったばかりの日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国の中では日本が一番出足がよかったようだ。
ただAdMobがすべてのiPadに広告を配信しているわけではなく、Appleは5月末の時点でiPadの販売台数が200万台を突破したと発表している。5月の段階でAdMobが把握している85万台だから、単純計算するとAdMobが配信しているのは全体の4割程度ということになる。
ちなみにiPhone、iPad、iPod touchに搭載されている基本ソフト「iOS」搭載端末のシェアでは日本は5位。他の先進国に比べて日本ではiPadがより大きなブームになっているのかもしれない。国内発売前の4月には、既に2000台のiPadが国内に存在していたことが4月の統計で明らかになっている。
またAdMobが5月に広告を配信したスマートフォン関連端末の基本ソフト別のシェアも興味深い。それによると、iPhone、iPad、iPod touchのiOS搭載機器は全体の40%、GoogleのAndroid搭載機器は25%だった。Androidのシェアがかなり大きくなってきているのが分かる。
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