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ソフトバンクがZyngaへの出資を正式発表【湯川】

 既に一部報道された段階で記事にしている話だが、ソフトバンクが米ソーシャルゲーム大手のZynga Game Networkに137億円を出資したことを正式に発表した。また両社で合弁会社を設立し、日本でのソーシャルゲーム事業に本格参入することを明らかにした。

 発表文は以下の通り。

ソフトバンク株式会社とZynga Game Network Inc.(ジンガゲームネットワーク、本社:米国カリフォルニア州、CEO:マーク・ピンクス、以下ジンガ)は、本日、日本でソーシャルゲームを発展・普及させることを目指し、合弁会社「ジンガジャパン」を設立することに合意しました。インターネット・移動体通信事業と、ソーシャルゲームのそれぞれのリーディングカンパニーであるソフトバンクとジンガが手を組みサービスを提供することで、多くの新しいユーザーが、いつでもどこでもソーシャルゲームを楽しめるようになります。なお、ソフトバンクはすでにジンガに1.5億米ドル(約137億円)を出資しており、このたびの合意により、両社の協力関係はより強固なものになります。

この合弁会社設立により、ジンガは、日本の急成長するインターネットおよびモバイル市場に、初めて進出することになり、世界のより多くのユーザーにリーチできるようになります。ジンガジャパンは、ゲームにおいて長い歴史を持つ日本に拠点を置き、ソフトバンクの先進的なモバイルおよびウェブ技術を活用することで、最高のソーシャルゲームを提供します。

「ジンガは、ソーシャルゲーム界におけるリーディングカンパニーです。ジンガとパートナーシップを組み、彼らのゲームを日本に紹介できることを大変嬉しく思います」と、ソフトバンクの代表取締役社長 孫正義はコメントしています。「われわれは、ジンガとソーシャルゲームに関して同じビジョンを共有しており、両社で強力なチームを作ることを楽しみにしています。」

「ソフトバンクとパートナーシップを組むことで、ジンガの提供するソーシャルゲームを日本で展開し、日本市場から新たな洞察や視点を得られることを、大変楽しみにしています。世界で最も革新的な企業の一つであるソフトバンクは、モバイルインターネットを通じて、ソーシャルウェブをあらゆる場所からよりアクセスしやすく、人々にとって身近なものにしていくでしょう。」と、ジンガの創設者でCEOのマーク・ピンクスは語っています。

ジンガについて

ジンガは、FarmVille、Treasure Isle、Zynga Poker、Mafia Wars、YoVille、Café World、FishVille、PetVille、FrontierVilleといったゲームを提供しており、これらのソーシャルアプリケーションは FacebookやMySpace、iPhoneで利用できます。また、ジンガは社会貢献活動にも力を入れており、これまでに計300万米ドル以上を世界各国のNPO団体へ寄付しています。ジンガの本社は、サンフランシスコのポトレロヒルに位置しています。ジンガについての詳細は以下のウェブサイトでご確認いただけます。HP:www.Zynga.comまたはwww.Zynga.org

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