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米調査会社NPD Groupは、6歳以上の米国人の20%が過去3ヶ月間にソーシャルゲームをプレーしたことがあるという調査結果を発表した。
このうちソーシャルゲームを始める前はゲームを一切したことがないという人が35%いた。同社のアナリストは、ゲームをしたことがない人までソーシャルゲームならプレーするようになっていることが「ゲーム業界全体に及ぼす影響をゲーム業界は感じ、そして対処しなければならなくなるだろう」と語っている。
ソーシャルゲームは無料でプレーできるが、10%のプレーヤーはバーチャルグッズにお金を払っており、11%は今後払うだろうと答えているという。またこれまでほかのゲームをプレーしてきたユーザーは、ソーシャルゲームを始めたことでゲーム全体のプレー時間が20%少なくなったと答えている。
ソーシャルゲームってほかのゲームと違ってコミュニケーションの1つの手段なんだろうと思う。農場系ゲームで畑を耕して穀物を収穫するっていうゲームなんだけど、それを説明しただけだと何がおもしろいのか理解してもらえないと思う。一人でプレーしても面白くない。友人と助け合って収穫するから楽しいんだと思う。
ソーシャルメディアの時代になり、インターネットは巨大な図書館から巨大な公民館へとその役割を変えつつある。公民館に顔を出したものの、共通の話題もない。そこで「将棋でも打ちませんか」という話になる。その公民館の将棋の役割を果たしているのがソーシャルゲームだ。
バーチャルグッズにお金を使う人の気持が理解できないという声をよく聞くが、人間はもともとほかの人間との関係の中で「余計なモノ」にお金を払ってきた。例えば、寒さをしのぐという本来の目的のためだけに衣服が存在するのなら、われわれは少数の衣服しか必要としないはず。かっこよく見せたい、自分らしさをさりげなく主張したい、そう思うから衣服を何着も買い揃えているのだろう。バーチャルグッズにお金を払うということも、基本的にはそれと同じ話だ。
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