- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
[読了時間:3分、「蛇足」を含む]
米TechCrunchは、Facebookが極秘にケータイを開発中だと報じている。1年近く前にGoogleがNexus Oneを開発中だとの情報が流れた際に、Facebook幹部はiPhoneやAndroidケータイに対する危機感を覚えたのだという。
TechCruncchの記事によると、FacebookはFacebookの機能を「連絡先」などのケータイの中核機能と密接に連動させたいと考えているという。そのためにはケータイの基本ソフトレベルでのコントロールが必要になる。
実際には設計はFacebookが行い、製造はメーカーに任せる形になる。設計のための優秀な人材も既にFacebookに集めてあるという。
Facebookケータイの実際の機能や発表日などの詳細は一切明らかになっていないが、TechCrunchのMichael Arrington氏は、50ドルぐらいの低価格で広く普及を目指すのではないか、と予測している。
【追記】TechCruncchJapanが翻訳記事を出してくれました。
Facebookが秘かに電話機を作っている
ケータイは究極のSNSである。なぜならその中には自分にとって最も重要なソーシャルグラフ(人間関係)が入っているからだ。
匿名で自己表現するという「陰」のネットの使い方から、より多くの人とのつながりを楽しむという「陽」のネットの使い方へと日本社会も移行していく中で、やがてオンラインの人間関係とオフラインの人間関係が融合する。(関連記事:インターネットの楽しみ方の「陰」と「陽」 : TechWave)
その人間関係をモバイル機器にすべて記憶し24時間持ち歩く。そのモバイル機器が21世紀の「メディア」になるのだと思う。それが僕の考える今後のメディアの形である。
なので当然、Facebookがモバイルに力を入れてくることは予測していたし、彼ら自身も「モバイルがFacebookの未来である」と明言している。(関連記事モバイルこそFacebookの未来=iPhone連携も「時間の問題」【湯川】 : TechWave)
そうであるのなら、自らケータイをデザインするというのも自然な流れである。
断言しよう。100%間違いなく、Facebookはケータイ事業に乗り出してくる。
【追記】より詳しい解説を書きました。
Facebookがケータイを開発しなければならない理由【湯川】