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米モジラファンデーションは現地時間の10月7日、「Firefox 4 Beta」のモバイル対応版を公開した。対象となるOSはGoogle「Android(2.0以降)」とノキアの「Maemo(N900に搭載)」。
サイト上で配布されている動画には、PC向け画面を快適に閲覧する様子が映っている。以下、動画の中からいくつか注目できるスナップショットを紹介していく。
エンジニアのMatt Brubeckによる詳細記事によれば、ブックマークなどの同期機能を初め、アドオン、SVGやWebMなどの技術にも対応。JavaScriptの動作についてはこれまでのAndroid用ブラウザよりも高速だという。
また、AndroidのみならずiOS、BlackBerryのウェブレンダリングエンジンには、WebKitが採用されているが、「Firefox 4 モバイル」ではPC版と同じGeckoエンジンを使用している。
モバイル使用に特化 ーFirefox Sync対応
機能的にはPC版と近い構成になっているが、至るところでモバイルデバイス向けのアレンジが加えられている。以下は閲覧中のページを共有するコマンドを表示したところ。
Firefox向け同期サービス「Firefox Sync」に対応しているため、PCで作業していたブックマークやタブも自動で持ち出せるなどの便利さがある。
アドオンにも対応
PC版同様モバイル版のアドオン機能も提供される。アドオンのインストールは、モバイル版から直接行うことができる。
■ 関連URL
・Firefox 4 Beta for Android and Maemo is Now Available | The Mozilla blog
http://blog.mozilla.com/blog/2010/10/07/firefox-4-beta-for-android-and-maemo/
・Firefox 4 Beta 1 for Android and Maemo Release Notes
http://www.mozilla.com/en-US/mobile/4.0b1/releasenotes/index.html
今、iPhone用アプリで重宝しているものの一つが「Firefox Home」。同期サービスに対応したアプリで、PC版Firefoxで登録したブックマークや開いていたタブを自動で同期しiPhoneでチェックできるようにするというもの。僕だけでないと思うが、ウェブサーフィン中、観たい情報があるとどんどんタブに開いてしまい、見切れないまま外出。なんてことがしばしばある。Firefox Homeを使うと、その「放置タブ」を外出中に見られるのだ。
が、今回のモバイル版の発表はそういうレベルではなく、同期はもちろんPC版の状態をそのまま携帯できるという話。「FirefoxのiPhone版は開発しない」と明言してきたMozillaのささやかな贈りものということだったようだ。
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アスキーのApple系雑誌でライターデビュー。1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連媒体で活躍。
独立系R&D企業のマーケティング部責任者として教育・研究開発向け製品の輸入企画や開発、マーケティングに関与。専門家向けプロショップ運営。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービス立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ＆SNS国内展開に広く関与。
現在、TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動する。ソーシャルメディアやブリック&ブロックのプロ。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。詳しいプロフィールはこちら