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つなげよう1000 English Speakersの思い【関治之】

[読了時間:4分]

英語オンリーのプレゼン大会1000 English Speakersの言い出しっぺの一人で、コアメンバーとしてイベントを実現させた関治之さんが、このイベントを始めようと思ったきっかけ、今後の夢について寄稿してくれました。【湯川】

みなさまこんにちは。TechWave幽霊ブロガーの関です。

先日、1000 English Speakers というイベントが TechWave 主催で行われましたが、主催側の一人としての思いや今後の希望、当日の感想などを書かせていただきたいと思います。

最初に、今回ご協力をいただいた楽天スタッフの皆様、運営スタッフの皆様、審査員の皆様、本田さん、湯川さん、本当にありがとうございました。おかげで、素晴らしいイベントが実現できました。

きっかけは AR Commons Summer Bash

まず、そもそもこのイベントをやろうと思ったきっかけですが、昨年の AR Commons Summer Bash (ITメディアの紹介記事)にあります。ジオメディアサミット主催の立場として登壇してほしいというお誘いを頓智・の井口さんに受け、気軽に引き受けてみたら、「英語で5分間プレゼンしてください」という無茶ぶりがきたという。当日下手くそながら思い切って英語でプレゼンしたところ、正直出来はイマイチでしたが思いのほか楽しかった。そこで、「英語のプレゼン大会をしたい!」という思いつきに至ったわけです。「”プレゼンテーション”というフォーマットであれば、英語が流暢でなくてもコンテンツと工夫さえあれば戦えるはず」という気づきもありました。
そこで居合わせた佐藤さん(@akio0911)と意気投合し、企画がスタートしました。

そして、かねてからTechWaveの「世界につながる架け橋になる」という思いに共感もしていたことから、湯川さんに打診をしたところ快諾いただき、「英語といえば楽天でしょ」ということで楽天さんに会場提供について相談したところ、快くお引き受けいただきました。単なる思いつきに真剣にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。また、頓智・の井口さんに審査員を依頼したところ、なんと登壇者として参加していただけることになりました。1000人へつながる1人目の登壇者として、これ以上ない人に登壇いただき感謝です。

登壇しててよかった

登壇者としても参加させていただきましたが、とても得るものがありました。自分の弱点が明らかになったし、スライドの内容についてもたくさんの改善ポイントが得られました。また、サービスについてのみなさんのアイデアやフィードバックも、参考になりました。おそらく、登壇した人達にしか感じられない何かがそこにはあったと思います。
見ている側としては、湯川さんのエントリにもあったように、@yokomura さんのプレゼンテーションが衝撃的でした。これぞまさに日本のコンテンツ。

1000 English Speakersについて

タイトルの 「1000 English Speakers」というのは、2008年頃に行われていたid:amachangid:nishiohirokazu による「1000人スピーカカンファレンス」プロジェクトにちなんでつけました。『発表経験の少ない人に「自分の技術をさらけだす場」を提供する』ことを目的としたカンファレンスで、その思いを英語のカンファレンスというフォーマットで繋げたいという気持ちを込めています(“1000 Speakers”で検索すると、過去のレポートが色々みれます。)。名称の利用を快諾いただきありがとうございました。
1000人が英語でプレゼンする機会を持てたら、日本の英語コミュニケーション力が上がるはずだというようにも考えました。

というわけで、本気で1000人を目指したいと思っています。そこに到達するには、TechWaveが主催するだけでは全く足りません。年2回で10人づつだと、50年かかります! 1000 English Speakers の名称は、どなたでも使ってかまいませんので、「自分もやりたい」と思った人は是非開催してください。そして、私やTechWaveの誰かにお伝えいただければ、1000人までカウントアップしていきます。
(全くカウント用のシステムとか考えてませんが。)

イベントの事前にご連絡いただければ、何かしらバックアップできるかもしれません。ね?湯川さん
1000人の登壇者の中から、頓智・のようにプレゼンをきっかけに大きくなるようなサービスが出てくることを期待しています。
まずは、記念すべき10人の記録として、以下を記録しておきます。

Number of 1000 English Speakers: 10/1000

Haruyuki Seki
(Twitter: hal_sk)

著者プロフィール:関 治之(せき はるゆき)

ジオメディアサミット主催/Georepublic Japan CEO/株式会社シリウステクノロジーズ シリウスラボ 所長 
1975年生まれ。モバイルインターネット黎明期から数多くのモバイルインターネットメディアの構築に携わる。モバイルの位置情報連動広告配信サービスである「アドローカル」を提供する株式会社シリウステクノロジーズへ2006年に入社。同社の研究所、シリウスラボで所長を務める。2008年より有志による位置情報関連メディアの勉強会、「ジオメディアサミット」の運営を開始。位置情報を使ったメディア、「ジオメディア」の普及と拡大を目指し活動中。TwitterID:hal_sk

蛇足:オレはこう思う

関さんの言う通り、1000 English SpeakersというプロジェクトはTechWaveのものではありません。「英語で世界に発信していく人を増やしたい」と思う人、すべてのものです。今回はたまたま「1000 English Speakers produced by TechWave」という形を取りましたが、同じ思いを持っている人があちらこちらで「1000 English Speakers produced by◯◯」というタイトルで同様のイベントを開催してくれるようになればいいなと思っています。

そうしたイベントに対しわれわれがどのような形で支援ができるのか。今後コアメンバーと協議していきたいと思いますが、①1000 English SpeakersのサイトをTechWaveとは無関係のドメインに作り、そこに一人一人の動画のサムネイルを張り付ける②このプロジェクト名で開催するイベントの告知をTechWave上で行い、希望があれば記事化する③運営ノウハウやアドバイスを提供する、などといった形を検討したいと思っています。

TechWaveはTechWaveで毎月のustreamスタジオの収録でEnglish Speakerの数を地道に増やしていくつもりです。ただそれだけでは全然足りませんので、同様のイベントを各地で開催し1000人達成にご協力いただければありがたいです。「コンテンツ、情熱、工夫があれば世界に情報発信できるんだ」という自信を持てる人が一人でも多くなることを祈って。

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