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創立100周年を迎えるIBMが送る感動のビデオ【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分・ビデオ:14分]


 1911年6月16日、アメリカでIBMの前進となるCTR( The Computing-Tabulating-Recording Company)社が設立されてから(IBM:International Business Machine名義は1917年)今年でちょうど100年となる。そんなIBMが100周年を記念して一つのビデオ「100 x 100」を公開した。100人のキーマンと100個のアイディアが何を生んだのか、その軌跡をたどるショートストーリーだ。





 ところで、IBMというと、近代に生きる私たちのイメージはAT/PC互換機、いわゆる飾り気のないパソコンメーカーといったところだろう。日本大和事業所が誇ったノートパソコンThinkPadを含むパソコン事業は今や中国Lenovoに売却され、ミドルウェア等を主力とした企業となった。

 こういったエピソードを聞くと地味な印象を受ける人もいるかもしれないが、IBMが社会におよぼした影響はとても多い。Tech分野のみならず、IBMがこの100年において世界を変えた事象は数えきれないほどなのだ。



 ビデオを観ていると涙さえ出てくる。100年は長い。しかし、たった100年だ。この短かい時間に、100人のIBM人が想起したことの重大さに敬服しないわけにはいかない。私達はまだまだやるべきことがある。THINK。やれるだけの膨大な余地が残っていることを、このビデオで気付かされる。

■ 関連URL
・IBM100 – Welcome to IBM100
http://www.ibm.com/ibm100/us/en/

蛇足:僕はこう思ったッス

20年くらい前、ヒッピー文化のAppleが、スーツを着たIBM&MSを打ち負かす構図がもてはやされていた。僕自身Appleに魅了されていたが、正直IBM/MSを悪く思えなかった。なぜなら、カッコ悪くても社会を良い意味で変えてきたからだった。その後、僕はPC用OSで宗派を持たなくなり、15年前にIBM主催の某コンテストで賞を取ったことで人生が変わった。今でもその感覚は変わらない。なぜならがTHiNKにつながるから。
著者プロフィール:TechWave副編集長増田(maskin)真樹
 十代からメディアクリエイターとして活動。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。 / 現在TechWaveの活動を中心に完全復帰中、多数のプロジェクトに関与する。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
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