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2月の業務報告とFacebook insightの活用【本田】

 今月から、私が業務報告をすることになりました。よろしくお願いします。

 TechWaveのビジネスについてご存じない方は、まず以下の2つをご覧下さい。
ライブドアに魔法はあったのか?ブログメディア【対談 TechWave湯川×Market Hack広瀬】Part-2(ITライフハック 2011年02月22日)
目指せ!プロブロガー 1月の業務報告(TechWave 2011年02月06日)

 対談の方の記事を読むと、まるでPV無視のように受け取る人もいるかもしれませんが、PV~アドセンス収益以外の価値も作りたいというのが本意です(編集長は「脱PV宣言」したいようですが)。もちろん言うまでもなく、PVは重要な指標の一つと私は考えます。

 さて今月は、3月7日のインフォバーンさんのセミナーでも少し触れましたが、流入や滞在時間、それとFacebookのinsightについて書こうと思います。全て2月1日から28日までのデータです。

流入元(リファラー)と滞在時間の関係

 我々は普段から「ソーシャルメディア」を強調しているものの、セッション数に基づく流入ではライブドアが37.49%と圧倒的です。その次に検索の25.08%、Twitterを初めとするソーシャルメディアからの流入は約7.45%です。
 ソーシャルメディア関連では、先月落ち込んだtwitterからの流入が回復。Facebook経由は前月比2倍となり、はてなブックマークをついに超えました。(Google Analytics利用)
 
 一方、流入元と滞在時間との関係は、

全体平均 58秒
ポータル(livedoor.comとnews.livedoor.com) 43秒
検索 90秒
RSSリーダー(googleとLivedoor) 86秒
Twitter(twitter.com) 65秒
Facebook(facebook.com) 107秒
 ※WikipediaのFacebookの項目 155秒
 ※Facebookに関する記事(見出しにFacebookが含まれるもの) 160秒

 
 Facebookからの流入や、Facebookに関連して訪れるユーザーの滞在時間が圧倒的に長いことが伺えます。TechWaveとの相性か、あるいはFacebook自体の注目度が上がってきたということでしょう。

 

記事別PVランキングとソーシャルメディアの相関

 ライブドアから流入のある、ニュース性の高い記事のPVが当然高いですが、Twitter・Facebookでの伝播が確実にPVに貢献しているエントリが現れるようになったのが、先月の目立った点です。

 4位の「これは欲しい→「NoteSlate」保存もできる電子ノートパッドが99ドルで登場 【増田(@maskin)真樹】」が計測時点で2000以上、19位の「これはくるかも→ソーシャルメディア検索エンジン「Greplin」が一般登録スタート【増田(@maskin)真樹】」は800以上のRT、12位の「Facebookとのシェア争いにおけるmixiの優位性【湯川】」は300近いShare/Likeにより、多くの人の目に触れたようです。
 さらに、これらの記事は滞在時間も高いスコアを出しています。

Facebookのinsightから

 Facebookのinsight機能による解析結果。insightでは、Facebookページだけでなく、Share/Likeボタンを設置したwebサイトも解析対象に出来ますが、後者はあまり正確な数字が取れていないようです。(個別ページで目測したShare/Like数より少ない)

1,techwave.jpでのShare/Likeからの反応

A サイトに置かれたLike/Shareボタンのクリック数 1778
B ニュースフィード・プロフィールなどに表示された数 751054
C Bからtechwave.jpを訪問した数 3536

 最初のアクション(Like/Share)に対し約2倍の流入効果(1778→3536)となり、反応率(A÷B)は0.63%でした。
 
2,Facebookページ

A ユニークユーザー数(Facebookページ訪問者数) 21267
B ニュースフィード・プロフィールなどに表示された数 240491
C Bに対する「いいね!」やコメントの数 1127

 反応率(C÷B)は、0.47%。Facebookページに対する新規のいいね!が1096で先月終了時点の「ファン数」は3417でした。

 なお、Facebookページから投稿されたコンテンツのインプレッション数は、RSS Graffitiというアプリからの自動投稿よりも、手動投稿した方が圧倒的に多くなる仕組みのようです。その分反応率は下がりますが。
 
 今月、初めてinsightを用いた解析を行いました。数値の解釈やKPIの設定は試行錯誤中です。

 TechWaveがFacebookを活用する目的は、ファン(本当に我々の情報を必要としている人)を可視化し、彼らとともに、彼ら自身のビジネスやこのメディアを活性化させることです。なお、ファン数の増加は結果であり、主目標ではありません。

 今回、反応率という活性化指数的な指標を2つ作ってみました。来月以降はこの数値に注目しながら、CommentBox(Facebookプラグインのコメント欄)や、招待制グループも活用したファンとの交流・活性化を図っていく予定です。

 
 最後になりましたが、2月のPVは、ライブドアサーバーベースで719,243pvでした。またライブドアからいただいている業務委託費を分母に、広告収入を分子にしたライブドアにとっての黒字達成率は45.69%でした。

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