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その発想の新しさや資金調達額で話題を呼んでいる写真共有サービスの”Color”。生みの親は音楽共有サービスの”Lala”をAppleに売却したBill Nguyen氏。高まる期待に応えられるサービスなのか物議が醸し出されているけれど、初のリアルプロモーションでの活用が決まったみたい。
“Color”を活用するのは、アメリカのテレビ局のFOX。今週日曜にニューヨークで開催される映画”Water for Elephants”の試写会が舞台。フラッシュが大量にたかれるレッドカーペットを”Color”でさらに盛り上げようというもの。Colorユーザによって共有された写真や動画は、今回の映画専用のグループにまとめ、さらにウェブでもアグリゲーションされる。
“Color”の、人間関係において物理的な距離が何よりもものを言うというコンセプトはすごく好き。Instagramみたいにアプリの中で誰かをフォローしたり、されたりもなく、そもそも「つながる」という発想がない。150フィート(約45メートル)圏内のColorユーザーを勝手にグループ化して、そのグループ内で写真を共有がされるようになってる。もっとサービスそのものについて知りたい方は、湯川さんの「常識を揺さぶる新アプリ「Color」は、新たな時代を築けるか」をご覧あれ。
周りにColorを試したいけど試せないって人がいっぱいいる。そう、そもそも150フィート圏内にColorユーザがいないとサービスをまったく楽しめないから。このハードルはColorの何よりの課題だけれど、実際に同じColorユーザで集まっているときにアプリを試すと確かにちゃんと近くにいる人の写真がまとまる。とはいえ、何だかアプリの使い勝手が悪いからとりあえず使ってみたの次にいかない感じはあるかも。
今後も今回のFOXとのパートナーシップと同じようなプロモーションを行っていくそう。イベントだったら基本何でもいけそう。でも、単純にまとまるってことよりも、実際に近くにいる頻度が高い人が反映されていくことの可能性の方が面白そう。
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