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会費決済機能を備えたイベント支援サービス「Zusaar」登場【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

 今はまさに“イベントブーム”。勉強会からパーティまで毎日のようにさまざまな趣旨のイベントが開催されている。火付け役の一端を担ったとなったのはオンラインのイベント開催支援サービスといってもいいだろう。しかしながら手軽さがある反面、参加率が低い傾向にあり“参加表明は100名なのに半分しか参加しなかった”、“ドタキャン連発で赤字” 等という話は少なくない。

 そこで注目を浴びているのが会費の決済機能を搭載したイベント開催支援サービス「Zusaar」だ。プロフィットが4月15日にサービスインしたもので、イベント参加者受付はもちろん、決済サービスPayPalを利用し会費回収を同時に行うことができる。





 イベント募集ページ作成は、TwitterやFacebookアカウントでログインするだけでオーケー。イベント募集ページに掲載できる情報は、一般的な支援サービスと同程度の充実度で、無料/有料のイベントにかかわらず募集ページを作成できる。参加者は、TwitterやFacebookアカウントでログインするだけで参加表明をすることができる。参加者リストをCSV形式のファイルで取得したり、参加者・補欠の人にメッセージを送信することができるなど機能的には十分。

 会費が発生する有料イベントの場合、PayPalアカウントを所有していれば、募集ページで参加登録時に会費を回収することが可能。参加者はクレジットカード等で会費を支払いできる。事前に回収することで出席率を向上させるとともに、未回収会費を削減することもできるのが嬉しい。

 手数料はPayPal所定のレートに、Zusaarの手数料5%が加算される。PayPalは受取者の使用状況によってレートが異なるが、一般的な例(PayPal手数料を3.6%+40円)として会費5000円を回収する場合、手数料差引き後の金額は4539円となる。なお、無料イベントはもちろん、PayPal決済を利用しない有料イベントに手数料は発生しない。

 キャンセルやイベントの中止時にはPayPalの機能を使用して払い戻しにも対応。その際、返金額は90%に固定されている。

 会場で入金確認については「現状では「管理メニュー」の「参加者一覧CSV」に参加者のお名前と入金の有無が一覧で表示されますので、そちらでご確認頂く想定」(プロフィット石井賢司氏)とのこと。PayPal決済ページのプリントという手もあるけど、現金回収をすることと比較すれば十分な手間削減になる。

【参考URL】
●参加費の決済もできるイベント開催支援サービス「Zusaar」
http://www.zusaar.com/

●参加費の決済もできるイベント開催支援サービス「Zusaar」をリリースしました。| 株式会社プロフィット
http://www.prophet.jp/news/20110426_2.html

蛇足:僕はこう思ったッス

僕はfacebookイベント機能でよくイベントを開催するんです。先日紹介したCrocosも重宝してますが、最も必要性を感じているのは申し込み後の“参加率の向上”で、Zusaarの決済機能はそれを担保するものとして期待しています。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
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