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バスキュールがミクシィとソーシャルメディアマーケッティング新会社を設立、「mixi Xmas 2010」等で実績 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]


 2010年末「mixi Xmas 2010」というmixiアプリを共同で展開し驚異的な成功を納めたバスキュールとミクシィは5月25日、ソーシャルメディアマーケティングの新会社「バスキュール号」を設立すると発表した。

 「mixi Xmas 2010」は「スタート後58時間でアプリ登録者数が100万人を突破」「認知の75%がマイミク経由だった」など、日本国内のマーケティング事例として類を見ない成功を納めたもので、かつソーシャルグラフ活用面で試金石となったサービス。

 両社は、バスキュール号を軸に、ソーシャルグラフを活用したマーケティングを専門的に扱う事情を展開するという。





 バスキュールといえば、文部科学省のゲーム的コンテンツ「キッズワンダー」シリーズを手がけるなど、高いクリエイティブ能力で評価される企業。

 バスキュール号は、クリエイティブのノウハウを活用し、ソーシャルグラフを通じて情報や感動を何倍にも増幅して伝えたい考えだという。

【関連URL】
・バスキュールとミクシィの合弁会社設立についてソーシャルマーケティングサービスプロバイダー 「株式会社バスキュール号」
http://mixi.co.jp/press/2011/0525/8348/
・Bascule Go, Inc.
http://www.bascule-go.com/

蛇足:僕はこう思ったッス

ミクシィはソーシャルグラフ活用を加速すべく着々と準備を進めていると考えられている。その最先鋒に立つソーシャルアプリの成功ノウハウを活用するための新会社。しかもバスキュールとのタッグとなると目が離せなくなりそう。ただ、ホンダの「ole ole CR-Z」のように、別段高いクリエイティブを狙ってなくてもソーシャルメディアマーケティングとして成功している所もある。まだまだ、黄金ルールがないこの業界なだけに楽しみだ。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・詳しいプロフィールはこちら


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