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ソーシャル時代ならではの広告の形とはどのようなものになるのだろうか。リアルソーシャルグラフ(実際の友人、知人とのつながり)を持つミクシィが、いろいろと実験を始めている。
昨年12月1日から始まったmixi Xmas 2010もそうした実験の一環。mixi Xmas 2010は、広告主の商品をクリスマスプレゼントとしたユーザー参加型の広告主タイアップアプリで、特別に誘導のバナーを設置したわけでもないのに、スタート後58時間でアプリ登録者数が100万人を突破したという。クリスマスまでの24日間で登録者数は267万人に上り、そのうちmixi Xmasのことをマイミク(mixi上の友人)経由で知った人は75%だったという。
どのようなアプリだったのかというと、「靴下」の絵を自分のマイページに飾ることのできるアプリで、アプリを表示しているマイミク(mixi上の友人)同士でお互いの靴下のベルを鳴らし合うことでポイントがたまる仕組みになっている。BGMにクリスマスソングが流れ、雰囲気を盛り上げるようにもなっている。
靴下を飾っている友達のページに飛べるようになっていて友達の靴下のベルを鳴らすことができる。友達も自分のページに来てベルを鳴らすことができる。非常に簡単な仕組みであるため、だれでもプレーできるということが1つのポイント。ベルを友人と鳴らし合うことで、ポイントをためることができ、ポイントで靴下を飾ったり、コンビニでスポンサーの製品と交換できるクーポン券などがもらえる「ラッキーチャンス」に挑戦できるようになっている。ポイントをさらにためれば「エイチ・アイ・エス商品券10万円分」「3D対応薄型テレビ42型」などの高額賞品が当たる抽選にも応募できるという。
また友達のページのベルを鳴らすという行為が、簡単なコミュニケーションになっているということも大事なポイントだ。日記という文章を通じた自己表現が苦手な人でも、ベルを鳴らすという簡単な行為で、友人に対して親愛の念を表現することができる。mixiがリアルなソーシャルグラフ(親しい友人、知人のつながり)の空間だからこそ発生するコミュニケーションの形だ。どこのだれか分からない人のページのベルを鳴らしたいという気持ちにはならないだろう。
「ラッキーチャンス」でクーポン券が当たれば、マイミク二人に、クーポン券を「おすそ分け」することもできる。これも実際に親しい友人だからこそ「おすそ分け」したいという気持ちが起きるわけだ。リアルソーシャルグラフ上のマーケティングにとって重要なポイントだ。
2009年にもmixi Xmas 2009という同様のキャンペーンが行われたが、2010年は前年を上回るペースが参加者が増えたため、12月20日にポッキーやキットカットなどの賞品と交換できるクーポンを10万枚追加している。
ミクシィでは「ソーシャルグラフ(実際の友人知人とのつながり)を活かす設計により、高いバイラル効果を発揮し、従来のインターネット広告ではリーチできなかった規模とスピードでユーザーを獲得。アプリへの参加を通じたエンゲージメントにより、高い広告効果を実現した」としている。