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先日、スローガンと共同で大学生および大学生限定の海外ベンチャー参入体験ジョブプログラムを発表した孫泰蔵氏率いるMOVIDA(モビーダ)が、今度はサイバーエージェントベンチャーズ(以下、CAV)と組み、シリコンバレーを中心とした有力ベンチャーの日本展開を支援する事業を開始した。単なる国内パートナー探しではなく、起業の意思はあるが、立ち上げ経験を詰みたいといった “起業家予備軍” を対象としたもの。期間は数ヶ月から長くても1年、フルコミットが条件だ。激戦区の海外スタートアップの日本展開という濃密なプロセスを経て、起業に必要なノウハウを体に覚え込ませたい考えだ。とはいえ応募形態は緩く、個人からチーム、法人までノミネート可能となっている。
募集はすでにCAVのページで開始しており、締切は2011年10月11日。選考後10月21日から一時面接を実施すると同時に、応募者とNDA(秘密保持契約)を締結し、(孫泰蔵氏曰く)「あ、っと驚くシリコンバレースタートアップ3-5社」を伝達するという。
応募者は、取り組みたいスタートアップを選択し、自分が実行できる日本展開プランを策定し、プレゼンテーションを行う。当然ながら場合によってはシリコンバレーから当人が来日し面接することもあるだろう。最終的にに11月中旬の最終プレゼンテーションを行い、評価されたプランを持った人やチームがそのスタートアップの日本法人から雇用される仕組みだ。なお就労形態は期間によるが契約社員や、法人などの場合は業務委託契約などの場合もありスタートアップ企業の意向によりフィーも異なる。ケースによっては日本法人ではなくアジア拠点となることもあり、やりがいは十分だ。
雇用は基本的に短期だが、実績や当人同士の意向により、そのまま社に残ったり、場合によっては日本法人CEOに就任することもあるだろう。当人がその会社に出資できるわけではないが、貢献度によってはストックオプションの付与の可能性もあるとのこと。
孫泰蔵氏の当面の目標は、このプログラムによる国内参入を量産していくこと。起業先進国アメリカの激戦区シリコンバレー地区のスタートアップを経験することで、参加者自身の創出スキルをレベルアップしていきたい考えだ。
【関連URL】
・Start Me Up! « CyberAgent Ventures, Inc.
http://cyberagentventures.com/communication/communication_startmeup/
・Startups « CyberAgent Ventures, Inc.
http://cyberagentventures.com/communication/communication_startups/
コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。