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「次世代テレビ構想完成」ソニーCEO=WSJ紙【湯川】

[読了時間:1分]
 米Wall Street Journal紙が主催するイベントで講演したソニーCEOのHoward Stringer氏は「Appleのスティーブ・ジョブズ氏が次世代のテレビを開発しようとしていたことは間違いない」とした上で、ソニーもAppleに対抗するため過去5年にわたって次世代テレビのプラットフォームを研究、いよいよ完成したのでまもなく始動すると語ったという。

 WSJ紙が報じたところによると、Stringer氏は「これまでのテレビとは異なるテレビのプラットフォームの構築に莫大な研究開発費を費やしてきた」とした上で、「Appleのスティーブ・ジョブズもテレビを変えるような製品の開発に乗り出していたのは間違いないだろう」と語った。

 既存のテレビは価格競争が激しく収益率が急速に低下していることから、収益性を確保するにはこれまでのテレビを超える概念の製品を開発する必要性が、ソニーやAppleなどのメーカーにはあるからだという。

 どのようなテレビになるのか具体的な言及は避けたが、「4スクリーン戦略」と呼ぶ考え方を推進しているもよう。つまりスマートフォン、タブレット、パソコン、テレビの4つのスクリーンを連携させるという考え方のようだ。

蛇足:オレはこう思う

 「4スクリーン戦略」とは、4つのデバイス場でコンテンツを共有するとともに、タブレットやスマートフォン、パソコンをテレビのリモコンのような立ち位置にする、という考え方なのだろう。ソニーが開発したスマホ、タブレット、パソコン向けのアプリ、サービスの「Chan-Toru」などは、まさしくそうした戦略に沿ったものだし。

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