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Mashup AwardsでつながったIT女子たちの次なる野望ーMUP48のMA7報告記【田中里実】

[読了時間:1分]

12月11日に授賞式が行われたMashup Awards 7(MA7)。速報は既に私の写真レポートでお届けしましたが、今回はこれを機に結成されたIT女子コミュニティ「MUP48」に参加している田中里実さんから、中の人目線、女性目線で語ってもらいました。(本田)

田中里実

 2011年12月11日。決戦のリング。

 プロレスではありません。ここは、Mashup Awardsの最終審査会と授賞式の会場。アプリコンテストとは思えないほどの異様な熱気に包まれる中、目が離せないファイナルステージが、ゴングの合図で開始されました。


会場となった東京・品川のTHE GRAND HALL(Photo:Masahiro Honda)

 Mashup Awardsの応募が始まったのは、9月7日。応募開始に合わせ、Mashup Awardsを応援するIT女子たちのコミュニティMUP48も結成されました。MUP48には、私田中も結成時から参加しました。10名ほどでスタートしたMUP48ですが、今回の最終審査会までにメンバーは60名以上になりました。

 実はこのリングは、最終審査会と最優秀賞の授賞のためだけにあるのではありません。Mashup Awardsに応募されたアプリの中から、なんと60ものアプリが各賞を受賞しました。冒頭でもご紹介したMUP48も「女子を☆ハッピー&リラックス☆な気持ちにしてくれるサービス」というテーマで、全員で審査させて頂きました。


 ここでMUP48のご説明をもう少し。MUP48は、Mashup Awardsに際して、点在しているIT系の女子会の横のつながりを作ることを目的として作られたグループです。私自身も、ソーシャルガールズや、ドジっ子プログラマーズ、ベンチャー女子会などのIT女子会を毎月開催&参加していますが、こんなにたくさんのIT系の女子が集まって、わいわい楽しめる女子会は他にない!


リングに登場したMUP48

 女子会の開催中は男子禁制で、正真正銘、女子による、女子のための、女子会なのです。しかも会う人会う人、女子力が高くてオマケにITにも詳しくて出来る女子ばかり! Mashup Awardsを期に集まったメンバーですが、開催中に行われた女子会のお陰ですっかり仲良しになって、しっかりとIT女子の横のつながりを深めることが出来ました。

 そんなMUP48が選んだ「MUP48賞」を授賞したのは、「My365」。一日を象徴する写真を、一枚ずつ毎日記録できる「My365」は、写真を撮る楽しみ、一日一枚を選ぶ楽しみ、記録を続ける楽しみ、後で振り返る楽しみ、いろんな楽しみがぐっと詰まったアプリだと感じました。

 私の好きな言葉に、「誇りある人生を送りなさい。そうすれば振り返った時、人生をもう一度楽しむことが出来る」という言葉があります。「My365」で毎日を記録すれば、そんな風にしっかりと一日一日を過ごせるようにもなりそうですね。私も、このアプリで、自分の一年、My365を記録してみたいと思います!


MUP48からMy365 Projectに副賞が贈られる

 選出の際にも、MUPメンバーの中からは、「もう使ってるよ!」という声が多く、女子の心を掴んでいました。プロモーションビデオや、デザインがカワイイこともポイントだったかも。

 ちなみに贈られた副賞は、MUP選抜メンバーとの「合コン権」。喜んで頂けたら嬉しいです!!(笑)

 続いて、PowerAppsJAPAN賞やテーマ賞の発表が行われ、最後にはいよいよ、最優秀賞の発表です。果たして誰が選ばれたのか! 投票は、リングの上でリアルタイムに行われました。開票されるごとに、ノミネートした応募者がもつボードに花が付けられていくという選挙スタイルで、授賞者も投票者にも誰が優勝するか分からない、ドキドキの結果発表です!!!


 開票の結果、群雄が割拠する最終審査会で見事最優秀賞を勝ち取ったのは、ミブリ・テブリ。


最優秀賞に輝いたミブリ・テブリのプレゼン

 このアプリは、マイクロソフトの最新ゲーム機kinectを利用して、文字通り身振りと手ぶりだけで○か×を表現して遊ぶクイズゲームです。女子も、みんなでわいわいするのが大好きですからね。コントローラーを持って画面に向かうタイプのゲームではなく、こういうパーティゲーム的に遊べるゲームは、女子には特に受け入れやすいかもしれません。個人的にもクイズが大好きなので、もし家にあったら友達呼んで、みんなでハマっちゃいそうですー!!!

 また、このゲームはウェディングバージョンのメニューも用意されていて、結婚式で良くある、新郎・新婦への○×クイズにも対応しているのです。これからは、二次会会場に一つ、ミブリ・テブリ!? MUP48のメンバーからも、「楽しそう」「テレビでやってるクイズみたい!」と、結果発表前から人気でした。

 最優秀賞の発表も無事終わり、今年のMashup Awardsは終了。最後は、MA7に関わったみんなの写真で作られた、素敵なムービーと、「来年はMA8で会いましょう!」というメッセージで締めくくられました。

 戦いが終わったリングの上で、みんなで集まって記念撮影。皆さんとてもいい笑顔です。

 授賞式を終えて私が思ったことは、集合写真を見てもわかる通り、まだまだやっぱり男性の応募者・授賞者が大半だったなーということ! 海外から来られた授賞者の方が、「こんなにgirlsがいっぱいいるテック系イベントは初めてだ」とおっしゃっていましたが、MUP48の結成には男性エンジニアの応援やIT女子会のマッシュアップだけでなく、実は、Mashup Awardsへの女性エンジニアの応募を増やそう!というアジェンダもあるのです。

 MUP48メンバーからも「来年は応募したい!」という声が沢山出ていましたので、来年こそは、もっとたくさん女性からの応募が増えると楽しいなと思いました。

 私も早速頑張ります♪

著者プロフィール:田中里実

株式会社アゲハ 取締役
2008年、大学院在学中に株式会社アゲハを設立。
「ソーシャル・ガールズ・マーケティング」の事業コンセプトのもと、Facebook等ソーシャルメディアを活用したマーケティング支援事業を展開し、企業とユーザーの協働による価値創造の仕組みづくりを目指して活動中。
ベンチャー女子・IT女子の女子会開催してます!
http://www.facebook.com/stmtnk

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