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先日の予告記事にもあった通りFacebookは現地時間の1月18日(日本時間の19日深夜)、タイムラインと各種アプリが連携できるプラットフォーム「OpenGraph」をスタートした。
「OpenGraph」は、昨年の開発者向けカンファレンスF8 (キーマンインタビューはこちら) でタイムラインと共に発表されたもので、Facebook社はウェブの次の10年の試金石となる次世代プラットフォームと位置付けている。
「いいね」から「聴いてる」「走ってる」に
「OpenGraph」は、これまでタイムライン上に流れていた「いいね(like)」を拡張するもので、「走る」「食べる」「読む」などの動詞が使えるようになる。例えば以下のように「新聞(The dailty)を読んでいる」という具合にタイムラインに情報が流れるようになるものだ。
OpenGraphを使うにはFacebookアプリ側が対応する必要がある。リリース時の時点で60種類のOpenGraph対応アプリが公開されている他、開発ガイドラインに従い開発をスタートすることもできる。
このプラットフォームの鍵となる動詞は、自由に定義することが可能で、当面は英語が軸となり、他の言語は「1:1」の関係で飜訳される形となる。これまでの「いいね」では各国の主観や価値観が影響を及ぼすため、日本発のサービスやコンテンツが世界に拡散するのは難しい面もあったが、動詞であれば世界展開も可能となる。
先日TechWaveによるFacebookキーマンインタビューでは、日本から世界につながるサービス開発支援に力をいれて行きたいと話していた。
【関連URL】
・Timeline Apps | Facebook
https://www.facebook.com/about/timeline/apps
・Open Graph now available – Facebook開発者Blog
http://developers.facebook.com/blog/post/634/
・Facebookキーマン「世界につながるアプリで未来を作るべき」、F8 TOKYO開催【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51705602.html
・離れた場所で同時共有体験 Facebookが拓く新たなエクスペリエンスの時代 1/18各種アプリを正式発表【湯川】
・http://techwave.jp/archives/51725208.html
しかしFacebookはそれを見事に打破する方法を生み出してくれた。それがこのOpenGraphだ。国や文化、村社会のボーダーラインの存在を彼らは認識し、それを動詞という切り口で打破しようとしている。彼等は次のディケイド(10年)をうらなうものと言う言葉を使っているが、本当にそうだと思う。日本から世界に出るための大きな契機になると革新している。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。codeが書けるジャーナリスト。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら場所に依存せず成功すべき”という信念で全国・世界で活動中。イベントオーガナイザー・DJ・小説家。 大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。スタートアップ支援に注力、メール等お待ちしております!