サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

「ブレークスルーキャンプ by IMJ」 あの起業支援プログラムがパワーアップして2/10キックオフ! 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

R0016510

左から:コードスタート岡洋氏、ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏、IMJイベンストメントパートナーズ代表取締役社長 堀口雄二氏、アイ・エム・ジェイ執行役員 澤昌平氏、アイ・エム・ジェイ新規事業開発室マネージャー 寺岡良浩氏

 “ソーシャルメディア時代のトキワ荘” と銘打ち2011年7月から9月にかけ開催された「ブレークスルーキャンプ2011Summer」が再起動する。

 「2011Summer」では学生を対象に23チームが合宿をしながらサービスを開発し、その結果を競う決勝プレゼン大会の上位入賞者が他のコンテストでも入賞するなど大きく注目を浴びた。

 今回発表されたのは「ブレークスルーキャンプ by IMJ」。学生限定という垣根を取り払い、国内サイト制作最大手アイ・エム・ジェイおよびIMJインベストパートナーズの支援のもと、企画開発支援から創業支援、経営支援、資金支援、技術サポート、オフィスまで新進ベンチャーの起業プロセス全般をカバーする内容。

業界最大手の後ろ支え




 「2011Summmer」との違いの1つは、出資を前提としている点。年4回募集し、2年間で15から20社を500万円ずつ出資。起業予備軍へのセミナー開催なども平行して行うものの、「ブレークスルーキャンプ by IMJ」の目玉はスタートアップの直接支援と言ってもいいだろう。なお、ブレークスルキャンプ主催者のブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏は運営統括者として、これまでの運営ノウハウを投入する考えだ。

 もう1点は、支援体制が大幅に強化されている点だ。渋谷駅近辺に24時間利用できるオフィスが無償で提供される、アイ・エム・ジェイからアプリおよびインフラ面の技術サポートデスクが設置されるほか、「UI/UXのトップデザイナー2名がサポートに当たる」(IMJインベストパートナーズ 堀口氏)という。また、年間でおよそ4000プロジェクトをこなすアイ・エム・ジェイだからこそ、サービスイン後の展開のしやすさも期待できる。

 「制作のみならず、アドテクノロジー分野でも展開するアイ・エム・ジェイとの協業を視野に入れた新サービスも期待できます。しかしながら、どちらかというと全く関係の無い分野で、世界で通用する斬新な観点のサービスが出てくることを期待したいです」(IMJインベストパートナーズ 堀口氏)

 「ブレークスルーキャンプ by IMJ」では世界のスタートアップ支援動向とも協調し、実力のある起業家を排出することに集中したい考え。起業支援プログラムが乱立気味になりつつある中、どのような成果を生み出していくか注目される。そんな当プログラムのキックオフが2月10日(金曜日)に開催される。世界にチャレンジしたい人は参加してみてはどうだろうか。

「ブレークスルーキャンプ by IMJ」キックオフイベント開催概要
日時: 2012年2月10日(金)19:00~22:00 受付開始(18:30)
主催: 株式会社アイ・エム・ジェイ/株式会社IMJインベストメントパートナーズ
会場: SHIBUYA SHIDAX HALL ルームA
住所: 東京都渋谷区神南1-12-13 渋谷シダックスビレッジ2F
定員: 180名
対象: 新進ベンチャー(創業初期であり、VCから資金調達をしていないベンチャー)
および起業準備中のチーム
費用: 無料

【関連URL】
・「ブレークスルーキャンプ by IMJ」開催決定 ~ 有望な新進ベンチャーや起業準備中のチームに出資・支援 ~
http://www.imjp.co.jp/btcamp/

・日本人を前進させた2か月間、IT界のトキワ荘「ブレークスルーキャンプ2011」が終了 #btcamp
http://techwave.jp/archives/51701051.html

[2012年2月15日] アプリ博 開催! @渋谷マークシティ
蛇足:僕はこう思ったッス
世界で戦ってきたブレークスルーパートナーズ赤羽氏だからこそ実現できるプログラム。そこに実力者集団のアイ・エム・ジェイが支援するとなると期待せずにはいられない。国内ではYCombinatorクローンの支援プログラムが続々登場しているが、実際は「作る側」が関与しておらず似ても似つかないものがほとんど。もちろん日本と北米の歴史も市場も違うので同じにしたからいいわけではないが、日本ならではのアクセラレーションの仕方があると思うし、このプログラムではそれをやってくれるのではないかと期待している。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ・emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは各種イベント、創出支援、スタートアップ支援に注力。メール等お待ちしております!
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・Twitter @maskin・詳しいプロフィールはこちら


モバイルバージョンを終了