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人々は集う生き物だ。計画的に集まるよりも、衝動的に何かをやろうと思い、その意欲に従い本能的に集い一つの力となる。
この “集う” という衝動をネットを駆使してパフォーマンスに昇華させた「FlashMob(フラッシュモブ)」というものがある。メールやSNSで不特定多数の人を公共の場に突如集合させ、目的を達成するというものだ。あっという間に集まり、パフォーマンス等を実行して即座に解散するが、インパクトが大きくしばしば話題となる。
恐らくwondershake CEO の鈴木仁士氏も、こういった人間の集う力に何らかの可能性を見い出したのだろう。本日6月13日、正式リリースとなった新サービス「tsudoi」は、“ 今、近くにいる人を集めて何かやりたい” と思う人のためのものなのだ。iPhoneアプリケーションの他、PC用ウェブブラウザからも使用できる。
日常自体をイベントに
「驚きで人の心を揺らす」。そう話す鈴木氏は「平凡な日常を突発イベントで驚きのあるものに変えたい」という。
イベントは誰もが主催可能。時間が空いた人が主催者がなり「今からこんなことを、どんな人を何人で」と集いイベント定義すると、周辺にいる人にシェアされる。企画のおもしろさで突発的に人と人とをつなげイベントを実施するという流れだ。
イベントは内容や日時場所以外もイメージ画像や伝達範囲、共催者なども設定可能で、タグやフォローの仕組みで特定の人やテーマのイベントを継続的にウォッチすることもできるようになっている。
フラッシュモブアーティストのCharlie Todd氏は、“集い” を爆発的な話題装置として非常に上手く演出することで有名だが、日本におけるダンサーなどを集めて路上ライブを「フラッシュモブ」として実施するもの(それはあくまでゲリラライブ)とは毛色が違う印象だ。
鈴木氏は「何かをやりたい人にこそ使って欲しい」という。確かに、この一年でイベントは多数開催されるようになったものの多様性が失われている現状であり、「tsudoi」を介してCharlie Todd氏のようなモブデザイナー誕生すれば、日常が驚きに包まれるかもしれない。
【関連URL】
・tsudoi
http://tsudoi.me/
・tsudoi Blog
http://tsudoime.tumblr.com/wondershake次期サービス「tsudoi」のプレサイトを公開 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51734705.html
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)