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三橋ゆか里
(@yukari77)
2012年8月末にリリースされた、誰でもたったの2分でオンラインストアを開設できる「Stores.jp」。リリース時にもTechWaveで紹介してかなり注目を浴びたけれど、そんなStores.jpがゴリゴリ成長し続けてる模様。サービスの詳細はこちらの記事をご覧あれ。
昨日12月12日(水)に開催された日本最大級のITベンチャーの祭典「Infinity Ventures Summit 2012 Fall Kyoto」の目玉のLAUNCHPADでは、Stores.jpのファウンダーの光本勇介さんがピッチ。かなりレベルが高いスタートアップ12社が集まった中、Stores.jpが見事3位に入賞。おめでとう!ピッチの様子はTechWaveのUstreamチャネルを観てくださいな。
今回は、そんなStores.jpについて近況アップデートするよ。今年8月末のリリースから約3ヶ月で開設されたオンラインストアの数は10,000ストア。ちなみに楽天の総店舗数は40,000件だそう。ウェブサイトをつくる知識やデザインの知識なんかがなくても、テンプレートなどをクリックして選ぶだけで自分だけのオンラインストアがつくれちゃう。取扱商品総額は3億円以上、販売登録されているアイテム数は20,000点以上に及ぶ。
またファウンダー光本さんのIVSでのピッチによると、日本の小売市場に対するEC化率は312兆円中わずか8.4兆円。全体の2.8%に留まる。残りの97.2%がまだオフラインでしか物が売買されていない。(経済産業省調査)この97.2%だけれど、日本にある全ての小売店鋪の99%が少人数で運営される小さなお店。Stores.jpは、これらのITリテラシーを持たない99%の小売り事業者をターゲットにしていく。
Stores.jpを活用するのは個人から中小企業、またKrispy Kremeドーナツや東京カレンダーまで幅広い。外注すれば80万円するオンラインストアの制作を、Stores.jpなら月額980円でつくれちゃう。また雑誌の東京カレンダーは、「日本の名酒」というコンテンツを先月展開し、Stores.jpでつくったストアで実際に名酒を販売まで行った。ひとつの企画やひとつのコンテンツのためだけに、さくっとオンラインストアがつくれちゃうんだもの。
Stores.jpのビジネスモデルはフリーミアムで、月額980円の有料版を用意してる。人件費や運営費などは既に今の売上げでカバーできているので、マネタイズの見通しも立っているとのこと。一人一台PCじゃなく、一人ひとつのブログも越えて、その先の「一人ひとつのオンラインストア」なんて近い未来をつくりたい。それがStores.jpを運営する株式会社ブラケットの熱い思いなのです。
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これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。
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