中国アリババグループの「Alipay」やインドの電子決済サービス大手「Paytm」などを筆頭に、世界でQRコード決済が猛烈な勢いで浸透しています。売り手側が提示するQRコードをスマートフォンでかざすだけで決済できることから、店舗はもちろん、露天などでも利用が増えています。QRコード決済が普及した地域ではむしろ現金決済を拒否するケースもあるようです。
日本ではいくつかのサービスがQRコード決済サービスを提供していますが、認知度はまだまだ。イラストコミュニティの「Pixiv」が2017年8月10日、コミケなどの対面販売に特化したQRコード決済を発表するなど、少しずつ話題になっています。現在、どんなサービスが使えるのか、QRコード決済だけに絞ってざっくりまとめたみたいと思います。
QRコード決済対応サービスまとめ
Pixiv PAY (Pixiv)
・サービス開始日：2017年8月10日
・対応店舗：コミケなど対面販売に特化（個人など幅広く対応）
・手数料：3.6%+10円（2017年12月末まで無料）
・振り込み手数料：
・備考：現金売り上げの記録できるレジ機能搭載。
・プラットフォーム：iOS・（Androidは後日対応）
LINE PAY (LINE)
・サービス開始日：2014年12月16日
・対応店舗：コード決済に対応する店舗のはローソン・メガネスーパー・はなの舞・魚鮮水産などの店舗のみ
・手数料：物販は3.45％、デジタルコンテンツが5.5％
・振り込み手数料：216円（税込）
・備考：コード決済でQRコードまたはバーコードでの決済が可能。多様な決済手段の一つ。
・プラットフォーム：iOS・Android
楽天PAY (楽天)
https://smartpay.rakuten.co.jp/specs/rakuten_pay.html
・サービス開始日：2016年10月27日
・対応店舗：楽天PAY登録店舗
・手数料：アプリ決済3.24%
・振り込み手数料：無料
・備考：クレジットカードのポイント＋200円で1ポイントの楽天スーパーポイント。WeChat Payに対応。多様な決済手段の一つ。
・プラットフォーム：iOS・Android
Origami PAY
https://origami.com/origami-pay/
・サービス開始日：2016年5月19日
・対応店舗：ケンタッキーフライドチキン・ロフト・パルコ・無印良品・日本交通のタクシーなどおよそ2万店舗
・手数料：3.25%
・振り込み手数料：
・備考：Alipayにも対応。特典がつくキャンペーンなどを頻繁に開催。
・プラットフォーム：iOS・Android
AnyPay (AnyPay)
・サービス開始日：2016年9月
・対応店舗：
・手数料：3.5%（現在キャンペーン中につき無料ただし月額売上が5000万円を超える場合は手数料が発生）
・振り込み手数料：200円
・備考：物販のみならずデータ販売、定期購入にも対応。「ペイモQRコード払い」に対応することでペイモアプリ経由での決済も可能。個人間決済にも対応。
・プラットフォーム：iOS・Android
PAY ID (BASE)
https://id.pay.jp
（参考「BASEがQRコード決済アプリ「PAY ID」を提供開始、30万加盟店と個人間決済が可能に」）
・サービス開始日：2017年6月27日
・対応店舗：BASE加盟店40万店舗
・手数料：加盟店が利用する決済方法に依存（2.58%~）
・振り込み手数料：200円
・備考：PayCode表示でQRコード決済に対応。支払い限度額は1回あたり3万5000円、月間10万円。取り扱いクレジットカードブランドはVISA、MasterCard。
・プラットフォーム：iOS・（Androidは後日対応）・ウェブ
【関連URL】
・イベント対面決済サービス「pixiv PAY」をリリースしました
https://www.pixiv.net/info.php?id=4150
