サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

仮想通貨時代の広告代理店「クリプトエージェント」誕生


クリプトエージェントは2018年10月3日、仮想通貨やブロックチェーンをテーマとした広告代理店業務を開始したと発表しました。

代表取締役は電通出身の吉羽一高氏。仮想通貨によるフィーの支払いにも対応するとのことです。

クリプト・ブロックチェーン時代の広告代理店

仮想通貨のプロモーションはこれまでのPR業務とは異なる形で世界規模で展開されています。例えばこのような業務がクリプトエージェントの業務範囲になります。

・ブロックチェーンを活用したビジネス構築
・ウェブサイト制作
・広告制作
・カタログ及びパンフレット制作
・PR
・動画制作
・インフルエンサーマーケティング
・ホワイトペーパー制作
・エアドロップマーケティング

「クリプトエージェント」のように仮想通貨の支払いに対応するだけで対応できる仕事の幅が拡大しますが、それだけではありません。

同社は「ブロックチェーン技術やビットコインなどのトークンがより安全に身近で使える環境を進めることを目的」に活動しており、仮想通貨に関連した業務に適した事業を展開する考えなのです。ですから、PR業務はもちろんトークンやブロックチェーン技術を活用したサービスやプロモーション手法を開発展開しており、その発展に余念がありません。

なお、現時点では支払いはビットコインとイーサリウムに限定していますが、今後拡大する計画とのことです。

【関連URL】
・[公式] クリプトエージェント

蛇足:僕はこう思ったッス
 ここにきて中国勢の勢いが落ち着いた感じがあるが、クリプト市場のグローバルレベルのプロモーションニーズは非常に活気があり案件も多い。日本市場への参入、もしくはクリエイティブワークの日本勢の関与が求められることも多いのだが、日本市場におけるクリプト界隈の事件や混迷するルール、そして社会的不安などがあり第一線の人々はなかなかこの領域に入ってこないのが現状だ。正直言って長年怪しい人たちの独壇場だったと言えるし、実際近年のどのイベントや取り組みをみても「市場規模とチームがすごいんです」というスタートアップごっこ以上の価値を見つけるのは至難の業なのだ。クリプトエージェントはPR領域のプロによるチームで、実際の仕事も大きな予算をもったものをそつなくこなすんだと思う。関心があるのは、PRを次のレベルにシフトアップできるか?というところ。新しい経済圏構築のために、地に足を付けつつ拡大して欲しいと思う。

モバイルバージョンを終了