- 「ソラコム」がスイングバイIPOを実現、東証グロース市場上場承認 - 2024-02-22
- (更新)結果速報 LAUNCHPAD SEED#IVS2023 #IVS #IVS @IVS_Official - 2023-03-09
- 「始動 Next Innovator 2022」締め切りは9月5日(月)正午ー経産省・JETRO主催のイノベーター育成プログラム #始動2022 - 2022-09-01
[読了時間: 2分]
オフィスワーカーにとって日々の大問題といえばランチ。好きな店はいつも大混雑、コンビニやワゴン販売の弁当はマンネリ気味。そもそも、昼休みにぞろぞろと買い物に出かける時間がもったいない、、、そんなランチ難民の救世主となるのが「Bento.jp」だ。
ベントー・ドット・ジェーピーは2014年4月10日、日替わり弁当を800円のワンプライスで好きな場所に配達してくれるサービス「Bento.jp」を開始した。
最大の目玉は「20分」という配達時間の短かさ。金額に配達料金も含まれている。しかも、オープン記念として、4月10日と11日の2日間は在庫ある限り無料で提供するとのこと。
弁当の注文は専用のアプリを使用する(現時点でiPhone用のみ提供)。ユーザー登録後、配達先の事務所の住所などを入力して使用する。
現時点で渋谷区と港区の一部のエリア(渋谷・道玄坂・六本木)に限定されたサービスとなっているが、今後はこのエリアでの網羅率を向上した後、東京のオフィス街である新宿・丸の内・品川などに拡大していく考え。
短時間デリバリーが鍵
Bento.jpは、北米を中心に、GoogleやAmazon「Amazon Fresh」、eBay「eBay now」が展開する「数時間後に配達」するサービスソリューションにヒントを得たサービス。
鮮度が重要な弁当に着目し、かつすでに類似の「会議用」弁当を配達するごちくる等とは異なる個人のニーズに対応するモデルで成長過程にある中食(調理済み食事をオフィスや家庭で食べる)市場シェア獲得への勝負をかける。
Bento.jpの取り組みのおもしろさは、弁当に特化することで「短期間デリバリー」のノウハウを蓄積し、最終的には弁当以外の配達ネットワークを構築しようとしている点。
代表取締役社長 小林篤昌 氏はイトクロ上海オフィスの立ち上げに参加後、Klabの上海オフィスの立ち上げに携わった経験がある。世界視座の知見をどう活用するか注目される。
【関連URL】
・bento.jp
http://bento.jp
弁当で安い早い以外の付加価値がどこまで出せるのか現時点では見えないが、繊細なサービス設計でランチ難民を救済するのだとしたら、大きな可能性を秘めることになるだろう。