- 「ソラコム」がスイングバイIPOを実現、東証グロース市場上場承認 - 2024-02-22
- (更新)結果速報 LAUNCHPAD SEED#IVS2023 #IVS #IVS @IVS_Official - 2023-03-09
- 「始動 Next Innovator 2022」締め切りは9月5日(月)正午ー経産省・JETRO主催のイノベーター育成プログラム #始動2022 - 2022-09-01
世界のチャットボットを紹介するサイト米ChatBottleが、優れたチャットボットを決めるユーザー投票型のコンテストを開催しています。投票期限は日本時間の2017年1月18日(水) 午前2時。
ChatBottleには967個のチャットボットが紹介されており、今回のコンテストではその中から業界の有力者によって選ばれたチャットボットがノミネートされています(推薦することも可能)。部門賞として旅行・生産性・ソーシャル・エンターテインメント・e-コマース・ニュースの6つのカテゴリーが設定されていて、「ソーシャル部門」には、アメリカ・サンフランシスコ在住の日本人、田中仁 氏がCEO兼ファウンダーを努めるXpresso社の「Foxsy」が奮闘しています。
Foxsyはマッチングサービスのチャットボット(上の画像はFoxsyのアイコン)で、特別なアプリなどをインストールする必要なく利用できます。現時点で対応するのはFacebookメッセンジャーのみで、今後、ViberとKikへの対応を計画しています。
Foxsyはβテストを2016年春頃から開始し、20回以上のアップデートを実施して改善を続けています。ちょうどこの記事についての取材中、自然言語の対応アップデートが行われるなどスピーディに進歩している最中。経営企画面でもCEOの田中氏はDGインキュベーションのシードアクセラレーションプログラム「OnLab」の13期に参加することで、プロダクト&マーケット適用それぞれの方向性を固めることに成功しています。
田中氏は、Foxsyでいかにグローバルで価値を創出するかを見定め、日米で資金調達を実施すべく奔走しているタイミング。今回のコンテストでの成果が今後の試金石となりそうです。
投票は世界から
ChatBottleの読者は世界中におり、投票も世界まんべんなく行われています。公式情報によると、投票する人が最も多いのはアメリカで、次点はインドで、次いでオーストリア、日本、イスラエルといった内容。
チャットボットはダウンロードする必要がないため「インド、東南アジアなどのネット回線が遅いところでの利用も伸びています」(Xpresso田中氏)とのこと。Foxsyは日本では出会い系と呼ばれる部類に入るが、世界の人々がこういったマッチングサービスにオープンになっているという傾向も見られるとのことです。
記事公開時点で、Foxsyはソーシャル部門のトップ。全体をみてもトップ5に入る勢いです。コンテスト期間はまだ数日残っているのでまだ先はわかりませんが、投票は誰でもできるので関心のある人は参加してみてはいかがでしょうか。
【関連URL】
・1st ChatBottle Awards. Vote for The Best Bots Of The Year 2017 | ChatBottle
https://chatbottle.co/1st-chatbottle-awards-2017
スマホネイティブ経済圏があるとしたら、それはLINEを筆頭としたコミュニケーションプラットフォーム上にあるのは間違いないと思う。ただ、それはテキストチャットなのか、ソーシャルアカウントを連携するだけの旧態依然としたアプリやサービスなのか、それとも動画配信なのか、まだ見えてない部分が多い。チャットボットも単に既存サービスから情報を吐き出すだけのいまいち必要性が感じられないものが多かったりするのだが、ChatBottleに登録されているサービス郡を見ると、可能性の原石はまだまだ掘り出されていない状況なのだなと感じる。では、よいチャットボットが生まれたとして、どうやってユーザーを拡大するのだろう? 対話の中に機能やサービスを組み込むプロダクトだからこそ、今まで考えられなかったようなバイラルの仕組みなどが生まれてきそうだ。