- ad:tech tokyo 2019 プレゼンテーションステージ:ライフプランセミナーレポート - 2019-12-09
- COLLISION報告会レポート Vol.01 Next Social Mediaの潮流 - 2019-07-01
- コンタクト数100件超え、ウェブサミット出展で広がる世界進出への道 - 2019-06-28
COLLISION報告会で最初に登壇いただいたのは、モバイル・インターネットキャピタル株式会社で投資部門を担当する菊谷倫子氏。
今回COLLISIONには、海外のスタートアップトレンドを投資家として調査する目的で参加されました。
そんな菊谷氏からは主に、北米のテックトレンドについてお話し頂きました。
ソーシャルメディアの役割を考え直す
今回のCOLLISIONでは、多くのスピーカーからソーシャルメディアの役割を考え直そうという話しがされており、その背景には、facebookのデータ流出スキャンダルにより個々のソーシャルメディアデータの使用用途や範囲が見えず、ソーシャルメディアへ不信感を募らせてる人が多いことが実情のようでした。
そうした中でスピーカーからは、次に来るソーシャルメディアについての議論もされており、スピーカーのEv Williams(twitterのFounder)は「人々のアイデアを集めるオープンなプラットフォームが必要」という考えの元、実際にMediumで質の高いコンテンツを広告抜きで提供するサブスクリプションモデルに注力して、新たなソーシャルメディアの模索を始めていました。
そんな話しを踏まえ菊谷氏は、広告収益モデルの次に来るソーシャルメディアとして、MediumやPinterestを例に挙げながら、良質なコンテンツが集まる仕組みをつくることで、LTVの高いユーザーが獲得でき、その結果、広告収益モデルに依存しないソーシャルメディアを作ることができると考えており、このような事業を展開しているスタートアップに注目されていくようでした。
投資家としてのCOLLISION攻略法
最後に菊谷氏に、投資家としての視点から、COLLISIONなどのイベントにこれから参加される方々へアドバイスを頂きました。
投資検討したいスタートアップにはアプリから直接コンタクトがおすすめ
「COLLISIONではビッグスピーカーのスピーチだけではなく、各ステージでスタートアップのピッチを聞くことができます。とはいえ各ステージのスケジュールは同時進行していくため、事前予習の上スケジューリングに気をつけないと聞きたいピッチを逃してしまうことも。また、各ブースも1日限定で出展しているスタートアップが多いので、全ての出展スタートアップのピッチを聞くことは難しいです。COLLISIONでは専用アプリから各スタートアップにコンタクトを取れるので、事前にアポを取った上でブースへ行くとスムーズでおすすめです。」
COLLISIONなどウェブサミット系イベントの特長でもある全参加者と繋がれるアプリ、こちらをうまく活用して、事前にどんな人が参加しているかをチェックし、会いたい人や企業にピンポイントでアポを取るのが、投資家として参加する上でも重要な攻略法なようでした。
【関連URL】
・ 北米で1番成長してるカンファレンスCollision 2019 速報ハイライト