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サイバーエージェント・クラウドファンディングは2017年8月7日、同社が展開するクラウドファンディング事業「makuake(マクアケ)」のサービス開始4周年イベントを東京都内で開催しました。
代表取締役社長 中山亮太郎 氏は2013年8月7日にたった7つのキャンペーンでスタートした当時に触れ、この一年で調達額は業界トップ、1プロジェクトあたりの調達額が倍増するほか、国内最高額のプロジェクトも登場したことなどを受け感慨深く振り返りました。
makuake成長の原動力
中山亮太郎 氏は創業当初から地域などにかかわらず「誰もがアイディアと情熱だけで勝負できるように」と主張していました。今もそれは変わらず、会場には日本中からありとあらゆるジャンルのキャンペーンオーナーが集っていました。
クラウドファンディングは事業者によってそれぞれ特徴が異なると思いますが、「makuake(マクアケ)」の最大の特徴は、ジャンルの幅広さにあるといえます。突出したタレント性のある人が勢いで作るのではなく、それぞれの地域や業界業種で朴訥に努力する人たちがキャンペーン主催社であり「makuake(マクアケ)」利用者であるということを会場から感じ取ることができました。
実は、「makuake(マクアケ)」の成長そのものが、そうしたリピーターによって支えられているということが明らかになりました。利用者のリピート会員支援率は2年前15.8%だったのに対し、現在は48%と大幅に拡大しています。中山亮太郎 氏は「今後1年さらに増やしていきたい」と抱負を述べました。
また、取締役の坊垣佳奈 氏はこれらリピート会員支援率の増加は「makuake(マクアケ)には常に面白いアイディアのプロジェクトがあるという認識が高まっている状態にある」といいます。支援側の期待感の高まりはもちろん、キャンペーン主催社側も一支援側であったりと、マクアケを通じチャレンジする人たちとそれを支える人たちとのスパイラルができていると感じました。
共創の連鎖
そうした「makuake」的な成功を収めたのが、日本一の調達額で成功した「glafit smartBIKE」キャンペーンでした。企画した和歌山市のFINE TRADING JAPANといえます。彼らは「makuake4周年イベント」におけるこの1年で最も注目されたキャンペーンとしてグランプリに入賞しました。
彼らglafitチームは、カー用品の企画製造をする傍ら、雄志を集め終業後の18時移行のプロジェクトとして企画をスタート。通常業務に集中する社員からの支援を受け、まさに企画側と支援側の力が結集される形でキャンペーンの華々しいスタートが切れました。
実は、昨年の年間グランプリに輝いた、当時Makuakeの調達額でトップだった仙台のJDサウンズの「GODJ PLUS」(「GODJ Plus」日本最高額に挑む被災地からの絆、日本のモノづくりの未来への希望 【@maskin】)も、被災地の技術者とそれを応援する人たちとの熱意が結実したプロダクトでした。
Makuake(マクアケ)の主役は、支援者でありキャンペーンオーナーであり、それを支援する挑戦者すべてであるということを感じました。
【関連URL】
・Makuake(マクアケ)
https://www.makuake.com/project/glafit/
・Glafitスマートバイクがクラウドファンディング日本最高額達成、ソニーのwenaを超える
http://techwave.jp/archives/glafit-smart-bike-achives-japans-highest-back-of-crowdfunding.html