ベンチャー2社のスーパーコンピューターが日本一・世界一を達成

2014年設立のExaScalerと2010年設立PEZYComputingは2017年10月30日、両社が独自に開発したスーパーコンピューターが国内1位相当の演算および省エネ性能を達成したと発表しました。

TOP500で国内1位、Green500で世界1位

記録を打ち立てたのは2017年5月に国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下「JAMSTEC」)横浜研究所大規模液浸型スーパーコンピュータ「暁光(Gyoukou)」。

世界のスーパーコンピュータシステムの性能ランキングである「TOP500」およびエネルギー消費効率のランキングである「Green500」で2017年6月に発表されたランキング情報に照らし合わせると、「TOP500」で世界6位・国内1位、「Green500」で世界1に相当するとのこと。

、液浸冷却技術で高い省エネ性能を実現したという。

「暁光(Gyoukou)」とは

「暁光(Gyoukou)」は、PEZY Computing が独自開発した最新のメニーコアプロセッサ「PEZY-SC2」を基幹プロセッサに採用。ExaScalerの技術を使い高い冷却効率を実現することで消費電力の低減を実現しています。

2017年10月26日時点で、システム規模 13.8 筐体(CPU数 7056個)相当の構成で、LINPACK性能は14.13PFLOPS(ペタフロップス)・消費電力当たりの演算処理性能は 14.69GFLOPS/Wを達成しています。

【関連URL】
・PEZY Computing
http://www.pezy.co.jp
・ExaScaler
http://www.exascaler.co.jp