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台湾のスマートスクーターと交換式バッテリー用充電ステーションを製造販売するGogoro社は本日2017年9月28日、住友商事と共同で日本での実証運用で開始すると発表しました。
住友商事は先日行われたGogoro社のシリーズCラウンドの計300億円の増資の一部を担っており(参考「電動スクーターの台湾「Gogoro」が住友商事などから3億ドルの資金調達」)、それにあわせて日本展開の足がかりとなる取り組みを開始する形です。
第一弾の取り組みは、年間124万人が観光目的で訪れる自然豊かな沖縄県石垣市。ここでGogoroを使ったシェアバイク事業を年度内に開始する計画です。
Gogoroは、カートリッジ型のバッテリーで走行する電動スクーターです。パナソニックと共同で開発したバッテリーユニットは1回の充電で110Km程度走行可能で、残量が少なくなった場合は「GoStation」といわれるバッテリー交換充電ステーションで簡単に交換することがすることが可能です。
今回の石垣市での取り組みでは石垣シティホール・きびら湾・伊原間・石垣空港など数カ所に「GoStation」石垣市と共同で設置する計画です。一部の交換所は石垣市が設置する太陽光パネルから充電する形になります。
実際のサービスは、乗車に必要なヘルメットやグローブなどのレンタルを含め、既存のレンタル交通網と比べても遜色のない料金体系で提供したいと考えているとのことです。
また、今回、Gogoro社は、充電バッテリー交換ステーションを、他の事業者にも解放するオープン化の構想も発表しており、実証運用を経て、全国の都市に展開していきたい考えです。
【関連URL】
・GoGoRO
https://www.gogoro.com
・電動スクーターの台湾「Gogoro」が住友商事などから3億ドルの資金調達
http://techwave.jp/archives/taiwan-smartscooter-gogoro-raised-300mil-dollars-from-sumitomo-corp.html