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自動でベストショットを生み出すAI内蔵クリップカメラ、米グーグルが249ドルで発売へ

例えば赤ちゃんと遊んでいたり、自らパーティを楽しんでいるような時、カメラを持ち出すのをためらったことはありませんか? 大切な思い出になるのでしょうけど、かけがえのない今を楽しむことの方が価値がありますものね。

じゃあ、どうやったら、手ぶらで思い出を残せるのでしょう?カメラマンを呼ぶ?いえいえ、米グーグルが発表したクリップできる小型カメラ「Google Clips」なら、“撮影”を意識しなくても自動で撮影してくれるんです。

人工知能がシャッターチャンスを逃さない

「Google Clips」はわずか60.2グラムの小型筐体ながら人工知能が搭載されていて、シャッターチャンスを見つけて数秒間という短い動画を撮影してくれるのです。

「Google Clips」はどこかに置いたり固定していく必要があり、水平画角は120度というかなり広角のレンズを備えている上に、うまい具合にフォーカスを合わせてくれるので設置場所に悩みすぎることもないでしょう。

動画は1秒あたり15コマという表現力がある上に、内蔵の16GBストレージには層撮影時間3時間まで保存できるし、スマホに自動転送する仕組みもあるので、いちいちメモリ不足を心配することもなさそうです。

「Google Clips」はアメリカのGoogle Storeで249ドルで販売が開始されており、出荷は2018年3月頭になるようです。日本での発売時期は明言されていませんが、気になる人も多いのではないでしょうか。

【関連URL】
・A new angle on your favorite moments with Google Clips
https://www.blog.google/

蛇足:僕はこう思ったッス
2012年頃、胸ポケットなどに取り付けて静止画を一定間隔でとり続けるといういわゆるライフログカメラが注目された(参考「人生のすべてを記録するカメラ「MEMOTO」 【増田 @maskin】」)。ただ、実際にそれを身につけている人を見かけると「ちょっと!先に撮るっていってよ!」と焦ったりしていた。そもそもプライバーを侵害してしまうんではないか?という危惧があった。その問題は「Google Clips」にもあるが、グーグルはプライバシーには気にしているようで「意図的に共有しない限り外には出ない」という注意書きを記載している。いずれにせよ自動で撮影されることには変わりなく、自宅や許可が得られた空間以外での使用は注意が必要になりそうだ。ただ、冒頭で述べたような育児中やカメラ撮影などが雰囲気を壊してしまいそうな状況で役に立つのかもしれない。

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