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グリー、ポリゴン・ピクチュアズの株式4.76%を取得 3DCGコンテンツ共有システムを共同開発へ

グリーは2018年8月2日、日本最大のデジタル・アニメーション・スタジオである「ポリゴン・ピクチュアズ」が実施する第三者割当増資を引き受け、株式の4.76%を取得し資本業務提携を発表しました。

グリー、日本のコンテンツカルチャーのトップ層と連携し、海外への再チャレンジを画策する流れを強めています。

今回グリーとタッグを組むポリゴン・ピクチュアズは1983年7月設立の先端的なエンタテインメント映像の製作を手がけてきました。マレーシアの制作拠点を含め300名以上のクリエイターを有しており、スター・ウォーズのアニメ最新作「Star Wars: Resistance」など有名作品を数多く残しています。

グリーとポリゴン・ピクチュアズは本提携により、Epic Gamesが開発した「Unreal Engine 4」を共通エンジンとしたハイエンドな3DCGのコンテンツ共有システム「SC2:Sharing System for Cross-media Content」を共同開発する計画です。

グリー傘下のゲーム事業ブランド「Wright Flyer Studios」の3Dゲーム、「Wright Flyer Live Entertainment」のVTuberなどの多様なコンテンツを効率的にマルチチャネル展開するもので、ベースとなる3DCGアセットを共有し、コンシューマゲーム、モバイルゲーム、VRコンテンツ、VTuber等、それぞれのメディアに最適なフォーマットへをコンバートして活用することで、業界の成長スピードにあわせて効率的にマルチチャネル展開をするというものです。

今後、両社グループによるアニメ・ゲーム・VR・VTuberの共同制作の検討も進めているということです。

【関連URL】
・[公式] グリー、ポリゴン・ピクチュアズとハイエンド3DCG技術基盤の共同開発を目的に資本業務提携
・[公式] ポリゴン・ピクチュアズ

蛇足:僕はこう思ったッス
アニメを軸に、Vtuberや各種コンテンツ展開を加速するグリー。今回の仕組みは壮大過ぎて、実像を完全に理解するのが難しいが、今後日本から世界に通用する高品質コンテンツが続々と生まれてくるのであれば、それを時流にあわせて組み立ててリリースしていくスピード感は強みになるだろう。

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