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これはやばい、アイディアを逃がさず育てる「Hiro」 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 素敵なアイディアは突然あなたの前に降ってくる。

 ToDOリストでもない、走り書きでもない、即座にきらめく原石を書きとめ思索をめぐらせることが、アイディアにとって何よりも大切だ。

 ただ、意外とそういったことを支援するツールは少ないのが現実。少なくとも「Hiro.」に出会う前はそうだった。






 「Hiro.」はシンプルなウェブサービスで、PCはもちろん、スマホやタブレットなどに最適化されたアイディアを書きとめるためのツールだ。

 サイトを広けばすぐにメモの入力が可能というスピーディーさが、他のアプリなどにはないポイント。書いてからログイン(Facebook可)して保存することもできる。クラウド保存なので、どの端末からも後からチェックできる。

 Hiroのいいところは、入力したメモの内容から関連情報をリサーチして表示してくれるところ。アイディアが他で実現されていないか? アイディアを実現するための補足情報は? といったことが検索できる。

 検索した結果から「これは、ノートに添付しておきたい」というものを選択して、一緒に保存することも可能。

 ノートはメールで送付したり、Twitterで共有、DropboxやGoogle Driveに保存することもできる。

 無料のプランで10ノートまで作成できる。月額9ドルのプランにアップグレードすれば全て無制限だ。さらに上位プランも用意されているという。

 現在、Hiroはα版で、機能的にはまだまだ不足している部分もあるように思うが、このシンプルさは維持して発展してもらいたいと思う。






【関連URL】
・Hiro. Never Lose Your Best Ideas.
https://alpha.hiroapp.com

蛇足:僕はこう思ったッス
EvernoteやDropbox連動型のメモアプリなど類似するものは多々あるのだけど、用途を特定することで機能をスマートにまとめ、極限までシンプルにする職人の道具のようなサービスは個人的にとても好き。
自分はemacs+howm+org-modeに、Dropboxをかませてメモ環境を構築しているため、似たようなことを独自にやれてしまっているのだが、いかんせんemacsはスマートデバイスでは使えないという大問題がある。Hiroはシンプルで、可用性に長けているため、こうした使い方の代替になると感じている。

(追記)
なぜ「Hiro」なのか作者にきいてみたところ、なんと、Neal Stephenson の有名小説「Snow Crash」の主人公からとったんだって!!! 感動! by maskin

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、TechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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