サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

来年参加はマスト!・・「Web Summit」の歩き方最新版 世界最大のTechスタートアップイベント 完全攻略

世界170カ国から6万人を集めるテックイベント「Web Summit」が2017年11月6日から9日にかけてリスボン(ポルトガル)で開催されました。世界最大のスタートアップイベントながら、日本からの参加は極めて少ない状態ですが、是非参加してもらいたい!・・・ということで、来年参加に向け、予習してから参加するのが当たり前のこのイベントのことをざっくりお伝えしたいと思います。


【関連記事】
Web Summit2018 日本公式視察ツアーはこちら

Web Summitのおさらい

Web Summitは、2010年にPaddy Cosgrave (パディ・コズグレーヴ)を中心に3名のアイルランド人によってつくられたイベントです。初年度はアイルランドのダブリンで開催され、400名が参加しました。それが2013年には1万人、2015年には4万人、2017年は6万人と参加者数がアップ。急成長により会場のキャパシティを越えたという理由で、2016年には開催地をダブリンからポルトガルのリスボンに移しているほどです。今ではCESやMobile World Congress(MWC)に次ぐ、世界第3位の規模を誇るカンファレンスへと成長したWeb Summit。CESやMWCが数十年かけてこの規模になったことを考えると、Web Summitの成長は世界的に見ても稀な急成長ぶりです。2014年からはグローバル展開もしており、米国版Collision(ニューオーリンズ)やアジア版RISE(香港)もWeb Summit傘下で開催されています。

(参考「WebSummit」とは何か?世界最強のスタートアップイベントの秘密

Web Summitの急成長の秘密

なぜWeb Summitはここまで急成長することができたのでしょうか。その理由のひとつは、彼らが持つソフトウェアにあります。Web Summitはただのカンファレンス主催者ではありません。Web Summitの創始者Paddy氏は、自分達はテクノロジー企業だと主張しています。社員の半数はデータサイエンティスト。コグニティブサイエンスの研究者や、マシーンラーニングに精通したエンジニアをインハウスで抱えています。ドローンで会場内を撮影し、そのトラフィックデータを解析し次年度のフロアマップを改善したり、政府と協力して道路や交通網の整備をしたりしています。なかでも目玉は自社開発されたアプリです。

ないと入場もできない! Web Summitアプリ

Web Summitの申し込み、および受付システムは全てオンライン上で行われます。紙を持ってくる人は一人もいません。なぜならアプリがないと入場できないからです。また、このアプリ上には、参加者のみならず、スピーカー、スポンサー、出展者、スタッフ全員が登録されています。そして全参加者が自由にアプリ上で繋がることができます。

チャット機能については、最近取り入れているカンファレンスもありますが、Web Summitが得意としているのは、このアプリ内でのアクティビティを全部自社で持っていて、それを自社のデータサイエンティストが解析し、次のイベントに活かしているという点です。どういう参加者が、どういう企業と繋がり、どんなことをしているのか。どういうスタートアップが投資家に人気があるのか。マーケティング業界の参加者は、どういうカンファレンスをブックマークしているのか。こういったデータを全部持っていて、それが次年度のカンファレンスや出展会場のプログラムに反映されているのです。このデータに基づいたカンファレンス運営という点では、Web Summitが世界的に見ても圧倒的に進んでいると言われています。

▶アプリ活用のポイント!

参加者としてこの機能を最大限活用するポイント。アプリのプロフィール登録時に自分の興味がある分野を選ぶのですが、その際TwitterやFacebookなどと連動しておくとレコメンドがさらに最適化されるのでオススメです。

※入場方法については、以前こちらの記事(参考「Collisionの歩き方 ー ニューオーリンズ発テックイベント特別レポート番外編」)で紹介しましたので参考までに。

Web Summit は各国政府からも人気

Web Summitの特徴の一つとして政府とのコラボレーションがあげられます。ダブリンからリスボン(ポルトガル)へ開催地を移すという、普通のカンファレンスでは考えられない大きな行動に出れたのもポルトガル政府からの援助があったからこそ。2014年、Web Summitによるダブリンへの経済効果は105Mユーロだと公表されました。これに目を付けたヨーロッパ諸国の政府関係者が、次の開催地はぜひ我が国へとラブコール。見事ホスト国の権利を勝ち取ったのがポルトガル政府。誘致金は1.2Mユーロだったそうです。Web Summitによるリスボン初開催時の経済効果は、実に200Mユーロと言われています。3年契約のリスボン。その次はどこで開催となるのか海外メディアでも話題となっています。政府とのコラボレーションに関しては、誘致するのみならず実際に各国政府機関がブース出展したり、優良なスタートアップや投資家を対象としたVIPディナーをスポンサーしたりという取り組みも見られます。政府機関としても大型企業や今後伸びる企業を自国へ誘致することの経済効果は大きく、国によっては首相や大統領自ら参加するところもあるそうです。

Web Summitの凄さ、少し伝わりましたでしょうか。ここからは会場の様子をご紹介します!

まるで音楽フェス!な大規模会場

フロアマップはこちらです。Pavilion1~4が出展会場で、各会場にカンファレンスステージと出展ブースがあります。展示会場を抜けると、最後にメインステージのアリーナがあります。入場の際は、空港並みのセキュリティチェックがあります。

カンファレンスについて

Web Summitのカンファレンスは全部で25。毎日ステージでの内容が変わります。例えば、Money Confは1日目、Content Creatorsは2日目と3日目など。場所は変わりませんが名前が変わる仕組みになっています。

AutoTech:
テーマ:自動車やIoT関連。
対象者:大手自動車メーカー、エンジニア、デヴェロッパー向け。
過去登壇スピーカー:カルロス・ゴーン(Renault-NissanCEO )

binate.io
テーマ:データ関連
対象者:データサイエンティスト、ハッカー、エンジニア向け。
過去登壇スピーカー:ワーナー・ヴォゲルス(アマゾン, CTO)

: Content Makers
テーマ:コンテンツ制作
対象者:大手メディア、エンターテインメント企業、ブランド広告主、投資家、クリエイター、コンテンツプラットフォーマー
過去登壇スピーカー:ジョセフ・ゴードン・レヴィット(HitRECord創始者、ハリウッド俳優)

creatiff
テーマ:デザイン ※ヨーロッパ最大級
対象者:デザイナー、クリエイター
過去登壇スピーカー:ジェイミー・マイロルド(アドビ, VP Design)、ボブ・グリーンバーグ(R/GA チェアマン兼CEO)

FullSTK
テーマ:開発関連 ※プログラミング用語も多く出てきます。
対象者: デヴェロッパー、エンジニア、投資家
過去登壇スピーカー: スタン・チャドノフスキー(Facebook Messenger プロダクトVP)

FUTURE Science
テーマ:テクノロジー界の未来について考えるカンファレンス。業界のガイドラインやポリシーを作るうえで必要なことを語りあう場。
対象者: 学会関係者、企業内でポリシーやガイドライン作成に携わる人。経営者
過去登壇スピーカー:マルグレーテ・ヴェスタエアー(欧州競争政策担当委員)、ショーン・ラッド(Tinder 共同創業者)

Growth Summit
テーマ:急成長している企業の成功の秘訣を特集するカンファレンス
対象者: 起業家、投資家、ベンチャーキャピタル
過去登壇スピーカー:スコット・キャンベル(Deloitte Ventures, ディレクター)

HealthConf
テーマ:ヘルステックカンファレンス。フィットネスやヘルスケア関連。
対象者: ヘルスケア関連企業、スタートアップ、投資家
過去登壇スピーカー: ウィリアム・エヴァンス(IBMワトソンヘルス, CMO)

MODUM
テーマ:ファッションテック
対象者: ブランド広告主、インフルエンサー、マーケター、投資家、テクノロジープロバイダー
過去登壇スピーカー: スージー・メンケス(VOGUE, インターナショナル・エディター)

MoneyConf
テーマ:フィンテック
対象者: 大手銀行、テクノロジー企業、起業家、投資家
過去登壇スピーカー: ギャビン・アンデルセン(Bitcoinファンデーション, チーフサイエンティスト)

MusicNotes
テーマ:音楽xテクノロジーについてのカンファレンス
対象者: ブランド広告主、アーティスト、音楽レーベル、マーケター、投資家、インフルエンサー
過去登壇スピーカー: ボノ(U2)

PandaConf
テーマ:マーケティングカンファレンス
対象者: ブランド広告主、CMO、エージェンシー、テクノロジー企業
過去登壇スピーカー:ジェラルディン・カルピン(Hilton, CMO)

Planet: tech
テーマ:環境、エネルギー関連のカンファレンス。クリーンテックなど。
対象者: スタートアップ、インフルエンサー、投資家、CSR関連従事者
過去登壇スピーカー:アル・ゴア(Generation Investment Management, チェアマン)、マーク・カプラン(ユニリーバ、チーフ・サステナビリティ・オフィサー)

PlayerOne
テーマ:ゲーム関連
対象者: ゲーム制作企業、ゲーマー、パブリッシャー、投資家
過去登壇スピーカー:キャティ・レボランタ (Rovioエンターテインメント, CEO)

Q+A
テーマ:QAセッション ※ビッグネームに近距離で直接質問ができるチャンス
対象者: 参加者全員
過去登壇スピーカー:ジリアン・タンズ(Booking.com, CEO)

SaaS Monster
対象者: CIO、CTO、大手企業部門担当者、専門家、投資家
過去登壇スピーカー:マーク・ハード(Oracle、CEO)、スチュアート・バターフィールド(Slack 共同創業者兼CEO)

SportsTrade
テーマ:スポールビジネス関連
対象者: スポーツチームオーナー企業、フランチャイズ、メディア、アスリート、リテーラー、マーケター、ブランド広告主
過去登壇スピーカー:リチャード・アーノルド(マンチェスターユナイテッド, 監督)、バーバラ・スれイター(BBC、スポーツ部門ディレクター)

Startup University
テーマ:スタートアップ向けのレクチャーカンファレンス 
対象者: スタートアップ、投資家
過去登壇スピーカー:マイク・クリーガー(Instagram、共同創業者)

TalkRobot
テーマ:AI、ロボット関連のカンファレンス
対象者: 人工知能、ロボット開発企業、導入検討企業、起業家、投資家、エンジニア、研究者
過去登壇スピーカー:アル・リンゼイ(Amazon, VP of Alexa & Echo Speech)

Corporate Innovation Summit
テーマ:大企業の企業内イノベーションを推進するために必要なことを語り合うカンファレンス。
対象者: 企業役職者、イノベーション部門担当者、
過去登壇スピーカー:ジョン・ドノヴァン(AT&Tコミュニケーションズ, CEO)

FORUM
テーマ:500名の招待制のカンファレンス。政府関連の重職者や世界企業のトップのみが集結。別途24,950ユーロかかる。
対象者: 各国政府機関の重職者、ユニコーン企業、世界有力企業のCレベル役職者
過去登壇スピーカー:ブライアン・クルザニッチ(Intel, CEO)、ジャレッド・コーエン(Google Jigsaw, CEO)、シャロン・マスターソン(OECD International Transport Forum ,Manager Corporate Partnership Board)

Surf Summit
テーマ:Web Summit直前の週末に海岸エリアの街で行われるサーフィンイベント。オフサイトカンファレンス。
対象者: プロサーファー、グローバル企業CEOやその他役職者、有力スタートアップ
過去登壇スピーカー:ギャレット・マクナマラ(Big Wave Surfer)、アナステイジア・アシュリー(プロサーファー)
※今年はCannonグローバルがオフィシャルカメラパートナーとしてスポンサー。

Sunset Summit
テーマ:日中のプログラムが終了してから行われる、開催国の分化に触れることができるイベント。ラウンジでのネットワーキングもあり。
対象者: 参加者全員
プログラム:ポルトガルの伝統文化、音楽、フードの展示、スポンサー企業(2017年はGoogleのサービス展示)など

Pub Summit
テーマ:実際のリスボンのレストランやパブを周りながらネットワーキングをするプログラム。ゴールドマンサックスの投資責任者などビッグネームも実際に待ちに繰り出してネットワークをする。
対象者: 参加者全員

Night Summit
テーマ:毎晩ある特定のエリアで開催されるネットワーキングイベント。
対象者:参加者全員
※Web Summitに参加したらNight Summitへも参加するのがおすすめ。道いっぱいに人が集まるので、交通規制が事前にされているほどの賑わいぶり。Uberのシリーズ2の投資はこのNight Summitで決定したと言われているほど重要なネットワーキング機会です。

▶ カンファレンスの回り方
日々8ステージでカンファレンスが同時並行しています。事前予習はマストです。うっかりしていると見たいスピーカーを逃してしまします。セッションは大体20分~30分です。日本のカンファレンスと比べると時間は短いですが、自己紹介などは一切なく単刀直入なモデレーションが行われているので内容が浅くなるようなことはあまりありません。また、参加者のリテラシーと基本スペックが高く、お勉強モードというよりは、自分達のプロジェクトの方向性をスピーカーの話を聞きながら確認するようなスタンスの方が多いです。
有名スピーカーは1日に2回以上別ステージで登壇したりすることもあるので、気になるスピーカーは1日を通して追いかけるのがオススメです。
ナイトサミットはとりあえず隣の人に話しかけてみましょう。Web Summitの参加者は気さくな方が多いです。初日に仲良くなった人は、参加パスのQRコードをスキャンしてアプリで繋がりましょう。次の日何しているの?と聞いてみるのもありです。そうやってどんどん輪が広がっていきます。

スタートアップブース

カンファレンスステージの横にはスタートアップブースが並んでいます。スタートアップブースも毎日入れ替え制で、カンファレンスステージの内容と連動しています。

Web Summitではスタートアップブースは規模より3段階に分けられています。段階によってスタンドのスペースやパネルの大きさが異なります。

ALPHA: シードスタートアップ。まだプロダクトやサービスは開発段階でベータもない状態。投資額も1Mドル以下でほぼブートストラップ段階である企業。
BETA : 大体1~3Mドルの投資を受けている企業。プロダクトやサービスもすでに開発されている段階。
START : 3Mドル以上の投資を獲得できている企業。国内外での展開もしている段階。

ポイントは誰でも応募すれば出展できるというわけではないこと。一次はオンライン書類審査。この段階では、Web Summitのデータサイエンティスト達が作り上げたデータベースと照らし合わせある程度フィルタリングされます。次にWeb Summit 事務局との面談があります。それで出展OKと認められた企業のみ出展できます。STARTに関してはそもそも応募制ではなく招待制とのことです。2016年は86,428のALPHAへの出展応募があったそうです。そこから選ばれるのは大体数百社ほどという非常に競争率の高いブース出展システムになっています。

▶ スタートアップブースの回り方
展示会は朝一がベスト。日中はカンファレンスもあると同時に展示会場も混み合うので、聞きたい企業と話ができないこともあります。投資家や参加者からすれば、Web Summitに行けば旬なスタートアップ、次に流行るテクノロジーを効率よく知ることができます。自分の興味のある分野はカンファレンステーマと合わせて1日かけて回ると効果的です。例)Fintech デーと決めてMoney ConfステージとFintechスタートアップブースを見て回る、など。1日しかないので、事前にスケジュールを要チェックです。

出展会場に点在するラウンジ

Web Summitの会場には、色んな名前のついたラウンジがあります。このラウンジは、それぞれのカテゴリーごとのコミュニティ形成を補助する機能を担っています。

Women in tech ラウンジ

Women in techは文字通り、テクノロジー業界で働く女性のことです。女性エンジニアはまだまだマイノリティと言われていますが、着実に増えています。このコミュニティをWeb Summitでスポットライトを当て業界での認知度を上げるために始まりました。対象となる女性は、チケットが格安で購入可能です。この取り組みのおかげで、以前は男性比率が80%から60%とほぼ半々までになりました。2017年はBooking.comがスポンサーをしていました。

Office Hourラウンジ
ここは投資家とスタートアップがミーティングをする場所です。投資家が会いたいスタートアップのカテゴリーなどをweb summit事務局へ送付し、それをもとに事務局がキュレーション(ここでもWeb Summitのデータサイエンティスト達が活躍)。最終的に投資家がトップ10を選んでミーティングをセッティングします。
実はここ数年、投資ミーティングが成功に終わらないケースが多くあったそうです。調べてみると、多くのスタートアップは投資ミーティングをする段階でないことが判明したそうです。そこで作ったのがメンターアワー。どうやったら投資額増やせるかを教えてくれる相談タイムです。過去には、KPMGが法律について教えてくれるというプログラムもあったそうです。

フードコートについて
各会場の間には、フードコートがあります。全部で70以上もあるそうです。ここでは色々な趣向の人達(オーガニック、ベジタリアンなど)や世界の分化(ポルトガル、ヨーロッパ諸国、アメリカ、アジア)を象徴できるようにプログラムされているそうで、全世界のごはんを楽しむことができます。

Web Summitのよくある光景

ミーティングポイント。待ち合わせスポットです。これだけ大きい会場だと待ち合わせが容易ではありません。活用している参加者多数です
チャージステーション。お昼を過ぎると混み合います
コーヒーマシン。各会場にコーヒーマシンが設置されています。カップにはWeb Summitのロゴ入り。
ヘルプデスク。各会場にはヘルプデスクがあり、ボランティアスタッフが丁寧に対応してくれます。

dav


Web Summitのこと少しは伝わりましたでしょうか。日本からの参加者は2015年にたった4名。今年も60名ほどと近隣アジア諸国と比べても圧倒的に少ないです。来年も2018年11月5日から8日にかけて開催が決定しています。興味のある方はぜひ。

【関連記事】
Web Summit2018 日本公式視察ツアーはこちら

【関連URL】
・WebSummit
https://websummit.com

蛇足:レポーターコメント
私はWeb Summitには今回で2回目の参加です。その他、米国版Collision、アジア版RISE、フィンテックイベントのMoney ConfなどWeb Summit関連のイベントにはここ数年全てに参加してきました。(日本人では最多参加率)今回新たに気付いたことがあります。多くのカンファレンスでは、話の対象が”consumer” “customer” “user” “viewer” ですが、#websummit では、”people” “human being”だなと。もちろんセッションによっては先のワードも使われますが、根本的に人々の生活を良くするために、次の世代によりよい世界を残すにはどうしたらいいか、という姿勢で物事に取り組んでいる人達の集まりであると思いました。単なるスタートアップと投資家のミートアップイベントではなく。だからイーロンマスク氏やアルゴア氏、DJ、ハリウッドスターまで色んな人が賛同して集まるのだと。参加者も各国の国民である前に世界に生きる人間であるというグローバル意識のある人が多いです。そういう意味では、Websummit のチケットは地球人のパスポートだなぁと思いました。細かい様子や写真は、私のFacebookでも公開設定にしているので、#websummitで探してみてください。