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KDDIが200億円の新ファンド設立、SORACOMやSupershipらとの連携プログラムも

KDDIは2018年4月5日、ベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」 を独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン社と共同で設立したと発表しました。

「KDDI Open Innovation Fund 3号」は、5GやAI、IoT、ビッグデータなどをターゲットに、今後5年間で約200億円の投資を行う予定。

特徴は、これまで運用してきたファンドの投資総額50億円から大幅にアップした点。またKDDI本体のみならず、KDDIグループ会社であるソラコムやSupershipなどと連携した投資プログラムも運営する点です。

1.「KDDI Open Innovation Fund 3号」の特長

特長1 グループ会社が持つベンチャー企業ネットワークおよび知見を活用した投資プログラムの設定

【当初設定する投資プログラム】
ARISE analytics AI Fund Program
SORACOM IoT Fund Program
Supership DataMarketing Fund Program

2018年4月5日時点。今後、追加される可能性があります。
投資の判断はKOIF3号運営者であるグローバル・ブレイン社が行います。

特長2 運用総額を従来の50億円 (KOIF1号/2号) から200億円に拡大

2.「KDDI Open Innovation Fund 3号」設立の目的

「高速・大容量」「低遅延」「多接続」を実現する5Gの普及により私たちの暮らしは大きく変化すると予想されます。あらゆるものがリアルタイムにつながる世界で新しい体験価値をお客さまに届けることを目指して、「KDDI ∞ Labo」および「KDDI DIGITAL GATE」などの事業共創プログラムとともにベンチャー企業との事業共創を促進することを目的としています。

3.「KDDI Open Innovation Fund 3号」の概要

名称:KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合
運用期間:2028年3月までの10年間を予定
投資対象:KDDIグループと事業を共創する5G時代における有望なベンチャー企業
運用総額:約200億円 (予定)

運営者:
グローバル・ブレイン株式会社
設立年月日:1998年1月14日
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町10番11号
代表者: 百合本 安彦 (代表取締役社長)

【関連URL】
・[プレスリリース] 5G時代に向けた事業共創を加速する新ファンド「KDDI Open Innovation Fund 3号」を設立

蛇足:僕はこう思ったッス
 投資総額200億円をどう活かすか。ファンドの大きさに大きな刺激を受けるが、今やそれをどう有望なスタートアップに回すかどうかが焦点。KDDIとともに成長してきたスタートアップが投資側に回る。成長サイクルが早い少数精鋭が投資育成に回った方がいい面も多々ありそう。

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