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KODAK EKTRA – カメラ好きのためのスマートフォン、いやスマホ付きカメラ? 【@maskin】

米イーストマンコダックは2016年10月20日、米Bullitt Groupと共同でカメラ好きのためのスマートフォン「KODAK EXTRA」を発表した。その出で立ちはクラシックカメラの名機そのもの。21メガピクセル/f2.0のレンズやこだわりの独自ソフトを添付。4K動画の撮影も可能で、価格は449ポンド(1ポンド128円計算で57472円)。年末頃に出荷されるという。

「EKTRA」はコダックかかつて販売していた銀塩カメラの名前。かつて高級品だった “カメラ” を懐古するレザーをふるまったこだわりの仕上がりになっている。

KODAK EKTRA Smartphone 仕様

ANDROID 6.0 (Marshmallow)
Helio X-20 Decacore Processor
3000 mAh battery with USB 3.0 Type C fast charger
3GB RAM
32GB Memory, expandable with MicroSD cards
5” Full HD display (441 ppi). (1920 x 1080 resolution)

Professional results from a 21MP fast focus camera sensor with F2.0, PDAF, OIS, Dual LED Flash
13MP phase detection auto focus front-facing camera with F2.2 PDAF
Advanced Manual Mode – adjustable on Exposure, ISO, Focal Length (Manual/Auto), White Balance, Shutter Speed, Aperture (fixed f2.0 main camera)
Familiar scene selection dial experience – includes scene modes Smart Auto, Portrait, Manual, Sports, Bokeh, Night-time, HDR, Panorama, Macro, Landscape, Film / Video
Integrated high quality printing app
Super 8 Video Recorder
Integrated social media sharing
3000mAh, with USB 3.0 Type C fast charger

【関連URL】
・KODAK EKTRA
www.kodak.com/go/ektra
KODAK EKTRA Smartphone is Designed for Photographers – from Enthusiasts to Experts

蛇足:僕はこう思ったッス
 ボディーはこだわりの質感、カメラは良質、ソフトも高度だとして、結局中身はAndroid。「あくまでスマホ」という使用体験は、EKTRAの神話的クオリティと衝突するのではないだろうか?つまり、普通のスマホUXが、EKTRAの使用体験をないがしろにしてしまうのではないかとい懸念を感じる。他のどのスマホ+付加価値製品でも同じ。スマホが強過ぎるのだ。今回、カスタムプロダクトを受託生産する「Bullitt Group」との協力で開発しているわけで、コスト面などの問題はあるだどうが、スマホOSをラップするなり、一部組み込みOSを活用するなりの方法はなかったのだろうか。海外のコミュニティでも「中途半端だ」という声が不定しているようだ。
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