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LINEは2017年8月8日、ショッピングサービス「LINEショッピング」の会員数(利用規約を承諾したユーザー数)が8月1日時点で500万人を突破したと発表しました。サービスインは2017年6月15日。およそ1か月半での快挙です。
LINEショッピングの魅力
LINEショッピングは、30ジャンル・150以上の企業やファッションブランドおよびECサイトの商品を展開。「ユニクロ」「BOSE」「COACH」など人気ブランドから、「楽天」「Yahoo!ショッピング」といった大手ショッピングモールまで展開。現時点ではLINEアプリ内でLINE Pay決済ができるわけではなく、それぞれのサイトに遷移して決済する仕組み。LINEは「オンライン・オフラインすべてのお店の入り口にする」と考えています。
また、LINEショッピング経由で購入するとLINEポイントが還元される仕組みになっており、ポイント還元率は最大で購入金額の20%。独自のポイントを導入しているECでは、それぞれのポイントに加えてLINEポイントもWでもらえるのが魅力。LINEポイントは1ポイント1円で使用でききます。
LINEショッピングの成長
LINEショッピングは、LINEアプリ内での利用のほか、PCなどのウェブブラウザからも使用が可能です。LINEアカウントでのログインおよび利用規約の許諾が必要ですが、日常的なLINEコミュニケーションの中でさまざまな商品と出会える点やポイントがWでもらえる点などが評価され、日本におけるLINEユーザー基盤6800万人に評価されたと考えられます。
この500万人という数字は、LINEにとってはベンチマークとして重要な数字です。かつて2011年6月にサービスインしたLINEは、一時アプリマーケットから取り下げられるという事態に見舞われながらも4か月半ほどで500万ダウンロードを達成しています(ダウンロード停止を乗り越え…ネイバーLINE(ライン) 500万ダウンロード突破)。
(ダウンロードとユーザー数は完全一致していませんが、LINEなどはログインしないと使えないアプリであるため、この記事では近似する数字としてとらえています。LINEはその後、ユーザー規模の指標をMAUに据えています)。
短期間で500万ダウンロードを獲得した事例では「instagramが8ヶ月で500万ユーザー獲得した」ケースが有名。日本でもブレインウォーズが米App Storeでフィーチャーされたことで5か月で500万ダウンロードを達成しています(「BrainWarsが500万ダウンロード、instagram超え LINEの初期と同ペースの展開」)。
アプリのダウンロードと比較するとLINE6800万人のユーザー基盤の上にのるサービスである「LINEショッピング」は有利な点があると思われます。ポイントは、この勢いです。LINEミュージックですら、1000万ダウンロードに到達するまで7か月かかっています。LINEショッピングは、単独のアプリでもなくLINEアプリに完全統合されているわけでもないのに、ここまで短期間に伸びるということは、LINEユーザー基盤との相性が極めてよいと考えられます。
今後、LINE Payの3800万人会員基盤との統合により、EC→決済→LINEポイントという強い流れが生まれていく可能性は十分あると言っても過言ではないでしょう。
【関連URL】
・LINE ショッピング | インターネット通販サイト
https://ec.line.me/