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紛失防止タグ「MAMORIO」がぷらっとホームのIoTゲートウェイに対応

バッグや財布など大切な持ち物に取り付けることで、紛失時にそのモノがどこにあるかを捜索可能にするタグ型デバイス「MAMORIO」が、ぷらっとホーム社のIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT EX1」および管理サービスに対応したことが明らかになりました。これにより「MAMORIO」タグの検知が有効になるエリアがより拡大することが期待されます。

「MAMORIO」のタグは、消費電力が少ないBluthooth(BLE)で電波を発信する仕組み(ビーコン)で、専用のアプリをインストールした利用者のスマートフォンによって検知される仕組み。電波が途切れると紛失した可能性があると判断しスマホアプリから警告が鳴るなどの機能があります。

紛失捜索時、ユーザーが多ければ多いほど検知範囲が拡大しますがが、そもそもそれなりのユーザー規模が必要であることと、人が少ないエリアも存在することから「MAMORIO Spot」と呼ばれるタグを検知するアンテナ搭載デバイスの駅などへの設置を開始していました。

今回、この「MAMORIO Spot」の受信機器としてぷらっとホームのIoTゲートウェイ「OpenBlocks® IoT EX1」および遠隔監視やファームウェアのリモートアップデートを行うための管理サービス「AirManage™ for IoT」が導入されました。

「OpenBlocks® IoT EX1」は、標準で搭載されいてるEthernetやRS-232C、Blutooth、WLANの他、ソラコムAirのようなLTE/3G通信モジュールを筆頭に、さまざまな通信方法およびインターフェイスに対応するほか、「AirManage™ for IoT」による遠隔からの総合監視が可能などの利点があります。

ぷらっとホームは、2000年に組み込みOSを利用したマイクロサーバー「OpenBlocks」の発売を開始。現在は、工場向けやIoT接続ゲートウェイとして多様なラインナップを揃えています。堅牢かつ安定動作に定評があり、すでに子供や高齢者の安全対策としてビーコンによる検知システムを伊丹市で1000カ所以上に導入した実績がありました。

【関連URL】
・ぷらっとホームのIoTゲートウェイ「OpenBlocks® IoT EX1」が紛失防止・捜索IoTソリューション「MAMORIO」で採用
http://www.plathome.co.jp/about/press/170906.html
・MAMORIO製品情報
https://mamorio.jp/
・ぷらっとホーム「OpenBlocks® IoT EX1」製品情報
http://openblocks.plathome.co.jp/products/obs_iot/ex1
・ぷらっとホーム「AirManage™ for IoT」製品情報
http://openblocks.plathome.co.jp/products/airmanage_for_iot/

蛇足:僕はこう思ったッス
 MAMORIOのようないわば社会インフラには、汎用かつ高効率でリモート制御できる通信インフラが不可欠。遅すぎるくらいのパートナーシップではないだろうか。MAMORIO社は旧社名「落とし物ドットコム」。ネットエイジ時代(2000−2007年)におなじアイディアが何度も浮上したが、やはり時期尚早だった。IoTと組み込み型アプライアンス、そして通信インフラの3つが揃った今だから飛躍のフェーズに入ったといえる。
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