(本日8月12日の打ち上げは延期になりました)
国産として初のGPS(Global Positioning System-全地球測位システム)となる準天頂衛星システム「みちびき」の3号機が本日2017年8月12日 13時40分に種子島宇宙センター打ち上げられる予定です。昨日の予定でしたが天候不順により1日延期されての打ち上げです。
「みちびき」で変わる位置情報の世界
「みちびき」の初号機が打ち上げられたのは2010年11月6日。初号機の技術実証および利用実証を経て、二号機が2017年6月1日に打ち上げられました。2017年内もう1機の打ち上げが予定されており、2018年度には4機体制でのシステム運用が予定されています。このシステムは既存のGPSと補完する形で動作するもので、稼働すると日本国内はほぼ100％GPSでの測位が可能になるばかりか、高精度なサービスが利用できるようになると期待されています。
みちびき3号機を乗せたH-IIAロケット35号機。2017年8月12日8時、液体水素・液体酸素 各タンク100%充てん完了（三菱重工サイトより）
「みちびき」3号機は通信機能など他の期待とは異なる特別な装置が搭載されています。この打ち上げは「みちびき」プロジェクトで重要なものの一つと考えら得ます。
(追記）
2017/08/13 打ち上げ延期が発表となりました。
「「みちびき3号機」（準天頂衛星システム 静止軌道衛星）の打ち上げの延期について」
【関連URL】
・準天頂衛星システムサービス株式会社（QSS）
http://qzss.go.jp
・準天頂衛星初号機「みちびき」
http://www.jaxa.jp/projects/sat/qzss/index_j.html
・位置情報ビジネスに大変化? 国産初のGPS衛星 11日に打ち上げ 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51497772.html
・国産GPSみちびき2号機が6月1日に打ち上げ、2018年ー位置情報ビジネスに大変化が起こるのは必至
http://techwave.jp/archives/launching-2nd-qzss-michibiki-in-japan.html」
