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ポラロイドオリジナルズー 往年の名機 “アナログ”インスタントカメラを新発売

インスタント・カメラ・メーカーの老舗である米ポラロイドの創業80周年を機に、40年前に一斉を風靡した“アナログ” のインスタントカメラが蘇りました。



2017年9月14日には1970年代に大ヒットした製品を模した「OneStep 2 i-Type Camera」を119.99ユーロ(日本円で約1万5700円)の販売を開始。対応するフィルムも期間限定のものを含めて複数販売を開始しました。

生産中止からの復活

ポラロイドのインスタントカメラ用フィルムは2008年に生産中止。オランダの「インポッシブル(IMPOSSIBLE B.V.)社」が機材を譲り受けるなどして製造する「インポッシブルプロジェクト」としてフィルムの提供を継続していました。

そして、今回、ポラロイド社の創業80周年を機に、新たに立ち上がった「Polaroid Originals」社と共同で、ポラロイド黄金期1970年代に一斉を風靡したインスタントカメラのデザインを踏襲した最新のアナログインスタントカメラとフィルムの販売を開始しました。

インポッシブル社は日本にも法人があり、日本でも1万5000円(税別)で販売予定。オートフォーカスやフラッシュ、セルフタイマーを搭載。バッテリーの充電はUSBケーブルで行えるとのことです。

Polaroid Originals「ポラロイド ワンステップ 2(Polaroid OneStep 2)」
発売予定時期:2017年11月初旬
予定価格:1万5000円(税別)

I-Type フィルム
発売予定時期:2017年11月初旬
予定価格:8枚入りで2000円(税別)

【関連URL】
・Polaroid Originals
http://polaroidoriginals.com
・IMPOSSIBLE TO POSSIBLE(日本語)
https://www.the-impossible-project.jp/news/diary/170914.php

蛇足:僕はこう思ったッス
 インスタントカメラ富士フイルムの「チェキ」シリーズが1999年に発売され未だに売れ続けていること、インスタグラムのような写真を美しく劣化させるようなアプリが人気を博しているということ。決してスペックや技術性能の高さだけではなく魅力が写真という領域には存在する。ポラロイドオリジンズは40年前のようなトレンドを形成することができるのだろうか?すくなくとも工業意匠はこの時代の方が素晴らしいと思うし(完全再現ではないものの)、スマホカメラ一色の現代において一つのアイコンとして成長するような可能性もあるのではないかと思う。
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