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OnHub対応「Google Wifi」発表、無線LANエコシステムを構築する129ドルのデバイス #madebygoogle

Googleの記者発表イベント「#madebygoogle」で紹介されたアイテムの続き。

TP-LINK社との提携で発表したWi-Fi「OnHub」対応の新製品「Google Wifi」だ。これまでも対応製品はあったが、機能刷新にあわせて自社ブランドになった。なお、今回のイベントで発表されたものには全てGoogleの冠がついている。


そもそも「OnHub」とは何か?
これはリデザインされたWi-Fiルーターのシステムで、およそ一年前に発表されたISPなどとも連携して簡単にセットアップでき、最適な通信状態を提供するというインテリジェンスなシステム。

他のルーターと比較すると何倍も高速になったというレビューも時々目にする。以下は、筆者が気にいっている紹介動画。子供達が6分32秒でWi-Fiルーターの設置を完了するというもの。(英語)よかったら観てもらいたい。

家中で快適につなげるWi-Fi環境を

家庭内における無線ルーターの利用は結構ヘビーだ。ストリーミングで動画を楽しんだり、対戦ゲームをプレイしたり、はたまたビデオチャットを楽しんだり。筆者の家庭でも、ゴールデンタイムは、ルーターに接続すらできないこともある。しかも、自宅の書斎は電波が悪くて接続しなおさないといけないこともある。

こういった状況で救世主となるのが「Google Wifi」といえる。

まず、想定されるのが複数台の「Google Wifi」。

これを家の中の主要なポイントに設置し、ネットワーク網のムラを解消するという発想だ。

無線通信網を自動で最適化

そういった使い方を実現するのが複数本あるアンテナの電波強度を自動で調整する機能。使用状況に応じて各「Google Wifi」が連携しあいながら最適な通信状態を構築する。

また、これはこれまでも提供されていたのだが専用のネットワーク網調整アプリも使用できる。

3本パックがお買い得

「Google Wifi」は1台129ドル。過去のOnHub製品が200ドルしたのを考えると大幅に値下げされた印象。
記事を読んで家庭内で複数台使用したいという人も多いと思うが、その点はぬかりない。3台パックは299ドルだ。予約開始は2016年11月、販売は12月の予定。

【関連URL】
・OnHub
https://on.google.com/hub/
・#madebygoogle
https://madeby.google.com/
・[速報] Googleブランドの新スマホ「Pixel」登場、衝撃の “5つの特徴” 【@maskin】 #madebygoogle
http://techwave.jp/archives/made-by-google-pixel-part1-23138.html
・Google「Daydream」の高品質スマホVRヘッドセットは79ドル 【@maskin】@googlevr #io16
http://techwave.jp/archives/google-daydream-vr-headset-79-dollars-23108.html
・OnHub対応「Google Wifi」発表、無線LANエコシステムを構築する129ドルのデバイス #madebygoogle
http://techwave.jp/archives/post-23203.html
・すごいEcho対抗音声認識デバイス「Google Home」は129ドルで11/4発売 #madebygoogle【@maskin】
http://techwave.jp/archives/introduce-google-home-23226.html

蛇足:僕はこう思ったッス
 家庭用無線ルーターは、安いものだと日本では5000円前後のものある。1LDKくらいで1-2人が使用するなら充分なのかもしれないが、3-5人の規模になってくると電波の強度を含め最低でも1万円クラスのものでないと問題が発生しやすくなる。そういう意味では家の広い米国向けのプロダクトなのかもしれないが、OnHubが持つネットワーク最適化力に期待してもいいのかもしれない。(ところで日本のISPには対応しているのだろうか→ISP提供のルーターに接続してブリッジモードで使用しているらしい)
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