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昨日公開した「深刻化するAmazonマーケットプレース詐欺、任天堂Switchを2200円で販売も対応せず」は大きな反響を呼びました。問題視されるようなセラー(出品者)がいても、Amazon.co.jpは「(マーケット・プレースなので)問題ではありません」と対策を打たないことが、詐欺行為の助長となるのではないかという声が広まりました。
ところが、一夜明け、Amazon.co.jpには詐欺を疑われるセラーが爆発的に増加しています。中には「どこにも下ろしていない自社製品を偽装出品された」というケースも出てきています。さらに、Arduinoなどの製品をメーカーという立ち位置で販売するスイッチサイエンス社のようにAmazon.co.jpから「出品を停止する」という措置が行われるところも出てきました。
偽物か出品行為がウソの可能性
スイッチサイエンス社が公開したブログ記事「ArduinoをはじめようキットがAmazonにて出品停止されている件について」では、Amazonマーケットプレースにおける一連の詐欺的セラーが、同社の製品をきわめて安い価格で出品している問題を指摘しています。
同社はこの製品の卸元であり、販売店を把握していることから「販売している商品が偽物である、または出品行為自体がウソで商品が届かないというケースもあると聞きます。注文の際はご注意ください」注意を促していましたが、そんな中でAmazon.co.jpから「出品価格が誤っている可能性がある商品を出品停止とさせていただきました」というメールが届いたということです。
記事によれば、その理由は「Amazonが定めた初期値または出品者様が設定した価格の上限・下限値を超過した場合などにより、出品価格の設定が誤っている可能性が判明しました」ということのようで、「価格設定の誤りにより購入者に悪い印象を与えるおそれがないよう、対象商品の出品を一時的に停止させていただきました」という内容とのことです。
メーカーそのものがこうした内容を突きつけられる状況に落胆するのは当然といえます。しかし、スイッチサイエンス社のように「それでもAmazon経由で買えるというのは、なにかと便利な世の中ですので、引き続き出品を頑張ります」という事業者が多いのが現実だと思います。今後、Amazon.co.jpはどう動くのか、注目されます。
【関連URL】
・深刻化するAmazonマーケットプレース詐欺、任天堂Switchを2200円で販売も対応せず
http://techwave.jp/archives/amazon-marketplace-scam.html