LINEは昨日2017年6月15日開催された恒例の事業説明会「LINE CONFERENCE 2017」において、月間で1300万人が利用するスマホライブ動画アプリ「LINE LIVE」の新展開を発表しました。
一番の目玉は、月間利用者数（MAU)で6800万人を誇るLINEアプリ本体でも「LINE LIVE」のが視聴できるようになるという点です。具体的には「LINE LIVE Viewer」という機能がLINEアプリの中に統合されるということです。
LINEは、今後の5年計画においてあらゆるサービスに動画を組み込むと表明しており、LINE LIVEの統合はその一環です。LINEアプリには2017年2月に「ニュースタブ」（LINE主要4カ国の「ニュースタブ」標準メニュー化はiモードの轍を踏み越えてゆくエンジンとなるか @maskin）を標準メニュー化していますが、「LINE LIVE」もタブ化される予定です。
「LINE LIVE」は2015年12月にスタートし、2016年8月に一般向けサービスを開始しています。現時点では月間に70万回配信されるサービスに成長しました。
中でも注目したいのが、配信者の約70％が女性で、配信・視聴いずれを見ても29才以下が過半数を占めている点です（19才以下は３２％（視聴））。動画配信をみて商品を購入するなど「実際に人が動くサービス」（佐々木氏）として確固たる位置づけを得ています。
もう一つの目玉はインストリーム広告「LINE VIDEO ADS」の投入です。LINE LIVEに動画広告が2017年内に投入されます。これまで配信者には視聴者数やコメント・ハート数、有料のギフトアイテムなどの実績値によってLINEポイントを付与するシステムを投入してきましたが、動画広告に伴い、広告収入が配信者の特典として加わることを明らかにしています。
【関連URL】
・【LINE】事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2017」を開催
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1759
・LINE NEWSの月間アクティブユーザー5900万人突破、国内ニュースアプリトップ入りの可能性も
http://techwave.jp/archives/line-news-strikes-59mil-mau-in-japan.html
・TechWaveが追ったLINE
http://techwave.jp/tag/line
