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(追記あり) キュリオ「Qrio SmartLock」 実機レビュー 【@maskin】

追記があります) こちらもご覧下さい
スマートロック Qrio(キュリオ)について誤解しておりました 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/misunderstood-about-qrio-smartlock.html


 シリコンバレーと日本に拠点があるWiLとソニーが合弁で設立した会社「Qrio(キュリオ)」の第一号プロダクト「Qrio SmartLock」の出荷が開始されました。(WiLとソニーがIoT合弁会社「Qrio(キュリオ)」設立、大企業オープンイノベーションの旗手となるか

 「Qrio SmartLock」は、建物などの鍵に装着するハードウェアで、スマートフォンから鍵の開閉をコントロールできるというもの。クラウドファンディングサイト「Makuake」で、2545万円を超える出資を集めたことでも注目をあびました。

 本日、2015年8月22日、Makuake出資者向けの製品出荷が開始され、筆者のところにも荷物が届いたのでハードウェア観点でレビューしたいと思います。

開封


高級感があるデザインの箱。このまま高級カメラが入っていても不思議ではない。SmartLockとは書いてあるが、何が入っているかわからないのはプラスかマイナスかどちらでしょう。


箱を開けるとレターケースの中にオーナー登録カードやリファレンスマニュアル、それと本体をドアに貼り付けるための粘着シールが入っています。困ったのは、装着のための手順書などは提供されていない点。


レターケースの下はストライプ模様になっていて、中の様子が見えるのが好印象。箱の中はぎっしりずっしり。白い布に包まれているのが「Qrio(キュリオ)」本体。電池や鍵ノブに装着するためのアタッチメントなどが何種類も入っています。


「Qrio(キュリオ)」本体はかなりの大きさ(長さ111mm 幅55mm 高さ63.5mm)。iPhone5Sと比較するとよく分かるのではないでしょうか。重量も電池を含むと332gあり、かなりのずっしり感です。

最大1000日駆動に対応

「Qrio(キュリオ)」はスマートフォンと通信することで鍵の開閉をするものなので電力が必要なわけで、「電池が頻繁になくなったら不便だな」という心配がつきもの。パッケージにはCR123A電池が2本はいっているのですが、それだけで500日以上使用可能とのこと。

電池は2個セットで、まずは「サイドA」側の角に入れるわですが、実はもう一つ「サイドB」というスロットがあります。


CR123A電池を2本追加で購入して、こちらにいれれば最大1000日駆動が可能とのことで一度セットしてしまえば当面は気にしなくてもよさそうです。

豊富なアタッチメント

「Qrio(キュリオ)」は、こういった鍵のノブに、以下のような形でかぶせて使用します。もちろん室内側です。


ちゃんとサムターン防止のためのカバーも用意されています。かなり出っ張りがあるので、ドアの開閉で破損しないか、かなり心配です。


鍵のつまみの大きさはいろいろあるため、S/M/Lと3種類のサイズのアタッチメントが用意されていて、自由につけかえることが可能です。


それ以外にも鍵つまみの高さを調整するための土台が2種類同梱されています(ネジは土台固定のためのもの)。それでも対応できる鍵には制限があるので、気になる場合はサイトで仕様を確認するといいでしょう。


実際に、さまざまなアタッチメントを装着したのがこの写真。これを粘着シールでドアの室内側に装着します。


はい、完了。あとは、iPhone/Android対応のアプリを入手して、スマホ本体のBluetooth接続をオンにするなどしたら鍵の開閉が可能になります。



【関連URL】
・Qrio Smart Lock(キュリオスマートロック)製品情報 | Qrio製品情報
http://qrio.me/smartlock/
・WiLとソニーがIoT合弁会社「Qrio(キュリオ)」設立、大企業オープンイノベーションの旗手となるか
http://techwave.jp/archives/wil-and-sony-are-founding_qrio.html

蛇足:僕はこう思ったッス
 ハードウェアとしての信頼感は高い印象。ソフトウェアの使用はまだほとんどやっていないけど、トータル的な完成度は満足できるのではないでしょうか。ただ、ソニーっぽいかというとそいういうわけでもないし、このブランドがどういった位置付けで世界に浸透していくかは、何とも見えない印象でした。個人的には、信頼だけではなく、もっとパンチがあるプロダクトを生んでほしいし、そうじゃないと今後、多数のライバルが出てきた時に埋もれてしまうのではないでしょうか。

さて、個人的に最も困ったのは、鍵が二箇所あるところw。 一人暮らしならともかく、家族を説得するのは無理っぽいです。あとは、いつもスマホの電池がなくなってしまうので、個人的には無理かもしれないですね。

それと、こうした製品はBluetoothによる通信を行いますが、デバイスの干渉も心配です。イベントなどで数台が同時に使用するだけでまったく動作しないということはよくある話で、何らかの条件が重なったら動作しないということも考えられそうです。

追記があります) こちらもご覧下さい
スマートロック Qrio(キュリオ)について誤解しておりました 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/misunderstood-about-qrio-smartlock.html

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