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日本初となるビットコインATM「ROBOCOIN(ロボコイン)」が東京西麻布に登場予定 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 発案者の所在が不明など謎多きP2P通貨「ビットコイン(BitCoin)」。

 2013年12月にかけ乱高下しながら最高値を更新し続けた末に急落。翌2014年2月28日、国内の大手ビットコイン取引書「MTGOX」が破産し、4月26日破綻手続きが開始されている。

 非中央集権型の通貨となるか? それとも単なる投機の道具に過ぎないか、その動向に注目が集まる中、日本初と思われるビットコイン専用ATMが2014年5月中に東京・西麻布に設置される見込みだという。

 設置するのは、2013年5月に創業したビットチェック社。

 CPUやGPUの演算によってビットコインの価値を創出する「採掘」事業を展開してきたが、日本国内でのビットコインの普及と導入支援事業に軸足を移す計画。ビットチェック 代表取締役社長の峰松浩樹 氏は「日本国内でビットコインをもっと使いやすく、もっと身近に安全安心に使えるよう尽力したい」と話す。

 その第一段となるのが、ビットコインを通貨としたATMの国内設置展開。

 使用するATMは、カナダのメーカーが開発した「Robocoin(ロボコイン)」。この端末でビットコインの両替(現金による預け入れおよび引き出し)が可能となる。

 まずは2014年5月中に、第一号機を西麻布に設置。同時に、店頭での決済サービスモデルを紹介し、次月以降も国内主要都市に設置していくという。(以下は、決済サービス用アプリのイメージ)

 これを機にビットチェック社の主力事業は、ビットコイン運営サービスとシフトし、対応サービス作成や各種アプリの提供などを一斉に進めていくという。コードを貼り付けるだけの、ビットコイン少額決済サービスの提供も計画しているという。

 本日2014年5月12日、テレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」でも取り上げられるとのことで、興味のある人はチェックしてみてはどうだろう?


【関連URL】
・bitcheck (暫定公開中)
http://bitcheck.jp
・robocoin
https://roboco.in/
・Bitcoin(ビットコイン) バブル直前か? 最高値更新中 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/fear-of-collapse-of-bitcoin-bubble.html
・P2P通貨ビットコイン暴落、TechWave編集長が中国CCTVでコメント 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/bitcoin_in_china.html
・Bitcoin P2Pベースの仮想通貨 – ビットコイン
http://www.bitcoin.co.jp/
・ビットコイン:P2P 電子マネーシステム中本 哲史
http://www.bitcoin.co.jp/docs/SatoshiWhitepaper.pdf

蛇足:僕はこう思ったッス
そもそもマイニング事業で利益を出してきた同社だが、2014年4月中旬くらいからはマイニング用機材刷新のコストを考えると国内では難しくなってきたとのこと。今回のサービス提供事業へのシフトは、ビットコイン関係の開発ノウハウを活用し「安全に利用できるサービス」提供によりビットコイン普及の後押しにもつなげられるという目論見だ。
2014年2月末にスペインバルセロナで開催されたWorldMobileCongressでも「BitCoin ATM」の展示はあったが、メインストリームには乗らないような印象。投資家なども、この領域には手をかけない雰囲気があるが、一部では「先が見えないからこそチャンス」という人もいる。急ピッチで展開するビットコイン周りの情勢は今後も目がはなせなくなりそうだ。

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