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海外担当なら要チェックや!ロシアの注目eコマース 3選【後編】

[読了時間: 10分]

前編でご紹介したロシアの注目 e コマースの中でも興味深いのが、モスクワのオシャレ女子に人気の Lamoda 。 街中の ‘Lamoda Office’ と呼ばれるピックアップポイント兼試着室で、実際に商品を身に着けてから購入できるシステムがその秘訣だ。
今回はモスクワの女子大生イリーナ嬢(22歳)に手伝ってもらいながら、実際にオーダーをしてみる体験編をお届けしたい。
(なおアユーシャとイリーナ嬢の会話もお楽しみください!やで!)

「ロシアのZOZO TOWN」LAMODAで注文してみる

Lamoda のトップページを見てみると、メンズ、レディース、キッズまで幅広く揃えていることが分かる。レディースは比較的大人っぽい雰囲気のものが多いのも、ロシア人女性のファッションセンスを良く表していて興味深い。

― どの辺りのブランドが人気なの?
「Lost Ink.とか、Dorothy Perkinsですね。女子大生だとRiver Islandとかです。」
― じゃあロシアの Laisse Passeって感じかな?
「ロシアではもっと派手で、体の線を強調した服が人気ですよ。バブル期の日本で流行していたボディコンをイメージしていただければ。」

オンラインで注文した翌日、自宅等の指定住所か、最寄りの ‘Lamoda Office’ と呼ばれる倉庫兼試着室に商品が発送される。いずれの場合でも実際に身に着け品質に納得してから決済に進めるのが、 Lamoda の人気の秘密だ。自宅への配送の場合は、注文した商品の前後のサイズも併せて届けられ、ゆっくりと試着できる。倉庫兼試着室はモスクワ市内に6ヶ所あり、100万人のLamodaユーザーを支えているという。


― 配達状況はどうやって把握するの?
「 Lamoda Office に配達されると、電話がかかってくるんですよ。今回は朝の3時くらいに注文したんですけど、午前中には電話がありました。」
― Amazon Primeとかあす楽とかより早いかも!
「Lamoda は24時間対応なんですよ。自社の配送車もよく走ってますし。本当に便利になりました。ソビエト時代は…」



受付でアカウントに登録している電話番号を伝え、注文商品を受け取り、さっそく試着へ。
今回訪れた Office の試着ブースは7つ。周りにはベンチやソファが並んでいる。

― 平日の午後だと空いてるのね。
「平日の夜や土日は試着室も結構混むんですよ。学校や仕事の帰りに寄る人が多いから。」

「スカートがちょっと大きいですね…微妙…。」
「ジャケットにはネットで見ていたイメージどおり!’凡庸’ って名前つけたいですね。」
「ワンピースはかわいいのに、ファスナーが壊れてて悲しい…!前からだけ写真撮ってくださいw」

試着後、受付カウンターで購入するものと返品したいものを伝える。何も買わない場合は100ルーブル(約250円)を払うが、1500ルーブル(約2800円)以上購入の場合には試着料・返品料はかからない。決済には現金、クレジットカード、QIWI端末が使える。20代~30代のユーザーが多いため、クレジットカード利用の割合が高いものの、現金の支払いの方への信頼感も根強い。

商品を受け取る際は真ん中に大きく、鮮やかな文字で ‘Lamoda’ と描かれているオリジナルのショップバッグに入れてもらえる。アパレルブランドのようだ。このバッグには次回利用時に使える割引のクーポンや、美容系サービスのクーポン、そのシーズンのおすすめ商品のカタログが同梱されることが多い。

ロシアの e コマース利用について

ある調査ではロシアにおけるeコマースの平均決済額は2,000~7,000ルーブル(約3800~13,000円)と開きが大きい割に、利用頻度は4か月間に1回とまだ高くはない。これは商材がアパレルと家電製品に二極集中していることと、ユーザー層が都市部に限られているためと考えらえる。
Lamodaのようなサービスはヨーロッパやアメリカにも存在するが、主に価格帯の安いブランドを多く取り扱っていることと、ピックアップポイント兼試着室というユーザーの利便性に応えるシステムが特徴的だ。特に輸入関税が高いロシアでは、海外ブランドの商品を手頃な価格で気軽に試着・購入できる点が、若い女性を中心としたユーザーからは好意的に受け取られているのだ。

【関連URL】
Lamoda http://www.lamoda.ru/

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