サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

レイ・カーツワイル氏とXプライズ財団CEOが発起人「シンギュラリティ・ユニバーシティ」の日本向けプログラムが2019年も開催

脳科学者で発明家のレイ・カーツワイル氏と、宇宙開発などを行うXプライズ財団のCEOであるピーター・ディアマンティス氏が発起人となり設立された公益企業「シンギュラリティ・ユニバーシティ」のプログラム「グローバルインパクトチャレンジ」(GIC)が今年も日本で開催されます。このプログラムは、教育・エネルギー・環境・貧困といった人類における課題を、エクスポネンシャル(指数関数的に発展する技術)を駆使して取り組むというもので、2019年7月から始まるGICプログラムで優勝したチームは、2019年9月にシリコンバレー・NASAエイムズ宇宙センター内のシンギュラリティ・ユニバーシティで開催される「Global Startup Program」への参加権を得られるというものです。

GICは、全編英語で行われるプログラムで、参加は20歳以上から。4週間にわたるプログラムで、毎年、開催地が変わります。今回はインド・ニューデリー。審査通過者はシンギュラリティ・ユニバーシティ本編を含め、受講費や食費、滞在費が免除されます(航空券などは含まれません)。

最大の特徴はシリコンバレーを中心とした世界60か国以上から集まる起業家・サイエンティスト・投資家らよるメンタリングや一年にわたるリモートコネクションやミットアップが提供される点。日本でのプログラムのスポンサーも、ソニーを筆頭にエン・ジャパン・東京海上ホールディングス・森ビルディング(会場提供)が名を連ねます。

これまで、GIC優勝者で本プログラムに参加した日本人には、宇宙船の船外活動を支援するリモート制御のロボット「GITAI」を開発する中ノ瀬翔氏らが参加しています。

受付スタート、説明会も開催

すでにGIC公式サイトでは応募フォームがオープンしています。また、6月6日に大崎で、6月12日にバーチャル開催、6月19日に本郷で説明会を開催しています。

2019年7月30日に予定しているGIC東京イベントの「ファイナルピッチ&授賞式」では東大松尾研の中山浩太郎氏による「AI教育について」の講演が開催予定。

また、スペシャルゲストとして、ノーベル賞の大隅先生の共同研究者である大阪大学栄誉教授の吉森保先生による「細胞レベルからみる生命とは何かについて」というテーマで講演が行われるとのことです。

(各リンクは本サイトの末尾に掲載)

【関連URL】
・[公式] Japan GIC 2019 – Singularity University

モバイルバージョンを終了