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ソフトバンクが新たな高齢者保護サービス「みまもりサービス」開始、コネクテッドバッテリー「MaBeee」にも対応

全国600万人に上る高齢者や家族向けサービスとして、これまで「かんたんスマホ」や「迷惑電話対策アプリ」などをリリースしてきたソフトバンクは本日(2019年12月10日)、新たな高齢者保護サービス「みまもりサービス」の提供を開始することを発表しました。サービス開始は2019年12月19日から。目玉は 見守られる側は“スマホや家電を使うだけ”でOK。特に意識する必要はない点です。


高齢者に迫る危機を守る

65歳以上の独居している高齢者は600万人、2025年には700万人にまで拡大する様相だ。ようやくスマートフォンが普及しつつあるものの、振込め詐欺などの被害が絶えなくなっている。

実際に「迷惑電話対策アプリ」では、提供開始後の1か月(2019年11月1~30日)だけで迷惑電話をブロックしたのは13人に一人の割愛に上る。

一方で、急速に増加する高齢者の孤独死は「23区ではこの15年で倍のペース」で増えており、こうした不安を解消するために新たな「みまもりサービス」提供に至ったという。

単三電池のON/OFFを監視するMaBeeeみまもり電池

しかしながら、みまもりの対象となるのは大人。警部会社やセンサーによる監視機器などではプライバシー保護が不十分だったり、本人の尊厳を傷つけてしまう可能性もある。

そこでソフトバンクが「みまもりサービス」が採用したのは、IoTスタートアップ「ノバルス」が開発する「MaBeeeみまもり電池」。テレビや証明のリモコンやセンサーライトなどで使用する電池を「Mabeeeみまもり電池」に入れ替えることで、ON/OFFの状況を遠隔にすむ家族が把握することができる仕組み。

「MaBeeeみまもり電池」の外観は単三電池そのものだが、ケース型になっておりこの中に単四電池を入れて使用する。この筐体にBluetooth発信器が搭載されており、電源のON/OFFが記録蓄積される。みまもられる側は、スマホそのものの使用状況に加え、「MaBeeeみまもり電池」を装着した電子機器の使用状況を把握する仕組みだ。

「毎朝観てるはずのドラマ、今日はみてない」といった日常とは異なる動作を発見しやすくなるとMaBeeeを開発したノバルス株式会社 代表取締役 岡部顕宏氏は語る。

今回このサービス向けに提供される「MaBeeeみまもり電池」は独自にカスタマイズされたもの1本あたり3190円(税抜き)でソフトバンクのECで販売する。

利用料はみまもり対象が1人までの場合基本無料。24時間以内の使用動向を振り返って確認できる。みまもる対象が2人の場合、月額980円(税抜き)の基本プランへの加入が必要になる。ただ、基本プランの場合は365日分の使用状況が記録されるほか、何かおかしな行動があった場合、自動で電話確認をする「安否確認」機能があり保護活動はより盤石となる。

「みまもりサービス」は全キャリアすべてのスマホユーザーに提供される。ただ、Y!モバイルユーザーは480円になるほか、かんたんスマホには「みまもりサービス」のアプリがプリインストールされるほか、数量限定ではあるが「MaBeeeみまもり電池」とセンサーライトをプレゼントするキャンペーンを展開する予定だ。

【関連URL】
・[リリース] 離れて暮らす家族に安心をお届けする「みまもりサービス」を提供開始

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