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米決済大手ストライプがビットコイン支払いサービスを終了

オンライン決済事業者としていち早く仮想通貨ビットコインでの支払いに対応した米ストライプ社がビットコイン取引サービスを2018年4月23日に終了することを発表しました。

ビットコインは価値交換に適さなくなってしまった

そもそもビットコインは分散型のオンライン取引基盤として期待されていました。クレジットカードが普及していない地域などでの決済に使えるという期待があったものの「この1~2年でブロックサイズの限界に達すると、ビットコインは価値交換手段というよりも資産として扱われるように進化した(中略)これによりビットコインは支払いには役に立たなくなってしまった」と米ストライプ社は説明します。

すでに「決済処理のやりとりを行うトランザクションの確認時間は大幅に増加しているし手数量も大幅に増加している」と同社は説明しています。

今回ビットコインでの支払いは終了するものの「仮想通貨については非常に楽観的」と同社は述べています。迅速かつ少ない手数料で決済できる手段には継続的に感心を持っているとのことです。

【関連URL】
・Ending Bitcoin Support
https://stripe.com/blog/ending-bitcoin-support

蛇足:僕はこう思ったッス
価格の乱高下で大きな話題となったビットコイン。ビットコイン支払いを導入する店舗や企業はこの2-3年で増加し、一次は話題性からか「思っていた以上に使う人が多い」(某大手量販店および小規模小売り店担当者談)状況だったが、実際のところ投機の話題を上回ることはなかった。ICOにしても仮想通貨の非中央集権的な意味を忘れてはならないと思う。インターネットが一般普及から20年ほどで、結局ジオグラフィック要素などで情報制限が当然とされてしまう残念な普及を遂げているが、非中央集権の仮想通貨はそうなって欲しくない。

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