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VRに必要なのは N対N のコミュニケーション、NEUTRANS BIZクローズドβ登場

チャットやビデオ会議、この15年ほどで日本でもリモートコミュニケーションがかなり普及したものの、まだまだ1対1が主流。1対複数のリモートコミュニケーションともなると、一方の話を聞くだけでビジネス・コミュニケーションが成立しているか?と問われると疑問符が浮かびます。

そこでVRの登場です。仮に会議の参加者全員が3Dモデル空間にいるとしたら?そんなSkypeやSlack、チャットワークに変わる、VRを活用したコミュニケーションプラットフォームとして「NEUTRANS BIZ」クローズドβ版が登場しました。

開発したのは日本のベンチャー「Synamon」社。2016年8月の創業以来、複数の人がVR/MR空間でコミュニケーションを図れるプラットフォームを開発してきました。

今回クローズドβ版がリリースされた「NEUTRANS BIZ」は、スライドやビデオの上映に始まりホワイトボードといったツールを3D空間内に用意することで、遠隔でのビジネスコミュニケーションをより利便性の高いものにしようと考えました。一つの空間内にユーザーがいることで、やりとりは多様になると考えたのです。

もちろん、「NEUTRANS BIZ」内では、3Dモデルのデータを再生することが可能です。製造業などのサンプルをテーブルに並べて、拡大したり手に取ったりしながら、ディスカッションすることができるのです。

N対Nのビジネスコミュニケーション

「NEUTRANS BIZ」の狙いは“ビジネスコミュニケーションの置き換え”です。3Dデータを扱えることがVR空間の強みの一つでもありますが、冒頭でも申し上げたようにスライドや動画を上映したり、ホワイトボードをつかってN対Nの対話をすることも可能です。

こうしたビジネスコミュニケーションをチャットやテレカンファレンス・ビデオカンファレンスでこなそうというする企業が増えてきていますが、まだまだ対面が重視される傾向にあります。しかし、「NEUTRANS BIZ」の機能を高度化することで、そうした無駄な出張を減らすことができるとSynamon社は考えています。

●『NEUTRANS BIZ』のクローズドβ版のプラン
・費用:10,000円/月(税抜・1ライセンスあたり)
・最小契約数:5ライセンス
・契約部屋数:1部屋
・同時接続人数:10人/部屋
・契約期間:6か月から
・請求書払い
※別途初期導入費用が掛かります
※2 利用には、Skypeなどの電話会議が可能なWi-Fi環境と、VR機材一式が必要です

【関連URL】
・[公式] VRビジュアルコラボレーションSaaS | NEUTRANS BIZ

蛇足:僕はこう思ったッス
 廉価版スタンドアロンVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculas Go」の発売で再び活気を取り戻しつつあるVR界。スマホよりも安い価格のVR用HMDを着用するようになれば、必要になるのはまずコミュニケーションツールとなるのは間違いない。もちろんSynamon社以外のさまざまな競合が存在するだろうけど、ビジネスコミュニケーションに特化することでチャンスは生まれる可能性もある。というのもビジネステレカン・ビデカンは欧米を中心に専用機材などが注目された時期もあるが、スマホ時代となりテレコミュニケーションが盛んになってもN対Nはあまり活気を帯びてこなかったという現状があるからだ。

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