電動スクーターおよび交換バッテリーステーションの製造および市場展開をする台湾「Gogoro」社は2017年9月19日、シリーズCの資金調達ラウンドとして3億ドルの資金調達を発表しました。出資はシンガポール政府系ファンド「Temasek」、フランスのエネルギー企業「ENGIE」、「Generation Investment Management」、そして日本の住友商事が名を連ねています。
Gogoroは2011年創業。2015年に発売された電動バイク「Gogoro Smartscooter EV」はすでに3万4000台以上が発売されており、クリーンエネルギーから得たバッテリーを交換できるステーション「GoStation」は台湾だけで420カ所以上展開されているとのこと。すでに1日あたり1万7000個の電池交換が行われているとのことです。
Gogoroは2016年8月3日にドイツ・ベルリンへ、2017年5月18日にフランス・パリへの進出をそれぞれ発表しています。台湾ではスクーター本体は買い取り型で普及していますが、フランスやドイツの場合は充電バッテリー「GoStation」のプラットフォーム化を主軸としたレンタル型の事業になっています。
今回、日本の商社が出資をしたことで、近い将来日本での展開も予想されます。
【関連URL】
・Gogoro
https://www.gogoro.com
・Gogoro Announces $300 Million Series C Investment Round to Drive New Expansion, Research and Development
https://www.gogoro.com/press/2017-09-19/gogoro-announces-series-c-investment-round/