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電動スクーターの台湾「Gogoro」が住友商事などから3億ドルの資金調達

2017年5月25日に発売された大型スクーター「Gogoro Smartbikeシリーズ2」

電動スクーターおよび交換バッテリーステーションの製造および市場展開をする台湾「Gogoro」社は2017年9月19日、シリーズCの資金調達ラウンドとして3億ドルの資金調達を発表しました。出資はシンガポール政府系ファンド「Temasek」、フランスのエネルギー企業「ENGIE」、「Generation Investment Management」、そして日本の住友商事が名を連ねています。

Gogoroは2011年創業。2015年に発売された電動バイク「Gogoro Smartscooter EV」はすでに3万4000台以上が発売されており、クリーンエネルギーから得たバッテリーを交換できるステーション「GoStation」は台湾だけで420カ所以上展開されているとのこと。すでに1日あたり1万7000個の電池交換が行われているとのことです。

Gogoroは2016年8月3日にドイツ・ベルリンへ、2017年5月18日にフランス・パリへの進出をそれぞれ発表しています。台湾ではスクーター本体は買い取り型で普及していますが、フランスやドイツの場合は充電バッテリー「GoStation」のプラットフォーム化を主軸としたレンタル型の事業になっています。

今回、日本の商社が出資をしたことで、近い将来日本での展開も予想されます。

【関連URL】
・Gogoro
https://www.gogoro.com
・Gogoro Announces $300 Million Series C Investment Round to Drive New Expansion, Research and Development
https://www.gogoro.com/press/2017-09-19/gogoro-announces-series-c-investment-round/

蛇足:僕はこう思ったッス
 バイク乗りの一人としてレンタル型のスマートスクーターに期待している。時代は電車や地下鉄、バス、飛行機などを併用するのが当たり前になってきているが、モビリティとしてフットワークの軽いバイクの活用が求められているように思うからだ。自転車より敷居が高いが、自動車を比較すると圧倒的に便利。ただ、所有するにはいささか面倒が多く、気軽に乗れれない状況。Gogoroのようにバッテリー交換スポット網があるエリアだけでいいから、いつでも乗れるスマートバイクの市場は想像以上に大きくなるのではないか思う。
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