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ワンダーリーグは2016年10月7日、iPhone/Androidに対応したVR用モーションコントローラーを独自に開発できるプラットフォーム「VROOM」を発表した。ソフトウェアおよびハードウェアの仕様はオープンソースで提供されるため、このSDKを導入してスティック型やハンドル型、武器型など多様なオリジナリティあふれるコントローラを開発し、それに対応したVRアプリを提供することが可能となる。
スマホ用VRコントローラのSDKは、先日発表されたGoogleの「DayDream」以外には提供されておらず、またAndroido専用だった。「VROOM」はiPhoneにも対応するほか、VROOMのSDKを使用してDayDreamプラットフォーム用のアプリも開発できるようになるという。
Vroom Project
「Vroom」はハードウェアとソフトウェアに分割されており、ハードウェアはモーションコントローラー、開発のためのキットが提供されている。ファームウェアのみライセンス提供となる。ソフトについては、Unity用のSDK、別途有償でUnity用アセット、DayDream用アセットが提供される。開発者向けのサービスなども提供予定。
ハードウェア領域
・Vroomモーションコントローラー
・Vroomオープンソースキット
・Vroomファームウェア
ソフトウェア領域
・Vroom SDK for unity
・Vroom Asset for unity 開発者向けサービス
・Vroom デベロッパーズクラブ
Unityエンジニアは、無償ですぐに独自コントローラー対応アプリの開発に着手できる。コントローラは自由に開発できるが、ワンダーリーグが提供する対応デバイスもあるため、ハードウェアを一から開発しなくてもモーションコントローラー対応アプリをすぐに開発することができる。
このプロジェクトは米KickStarterで資金獲得プロジェクトをスタート。コントローラーのほか、定価100ドルの「DayDream開発アセット」のセットを9ドルで提供するという。
拡大するニーズに応える
テレビや地方自治体、観光、教育など、じわじわと浸透するVRビジネス。こういった特定ニーズの事業では、高額な専用デバイスやゲームデバイスは不適応。スマホ用VRコントローラが仕様できるプラットフォームDayDreamが登場したが、日本ではシェアが低いAndroidのみ。
ワンダーリーグ 代表取締役社長 北村勝利 氏は「既存のスマートフォンとVRビューワーを組み合わせて実現する、最も費用のかからないVRシステムを実現するために作った」と説明する。独自で開発したVRコントローラを、たとえば数百セット、6800円程度で提供できるようなプラットフォームを目指したのだという。
【関連URL】
・Vroom – Open Source Mobile VR Platform (KickStarter)
http://bit.do/vroomwonderleague
・ワンダーリーグ
http://wonderleague.co.jp