日本再生のカギは「研究所の基礎技術」X「ベンチャー企業」

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 次の本のテーマは「アジア、モバイル」ということで、その辺りのことばかり考えているんだけどなかなか出口が見えてこない。昨夜もアジアのネット企業やVCの人たちといろいろ議論したんだけど、「中国が大きなパワーになることは間違いない。でのその場合の日本の貢献度って限定的じゃないのか」というような結論にたどりついてしまった。「アジア、モバイルが世界のデジタル情報革命の中心になる」のではなく「中国のモバイルが中心になり、日本はあまり関係ない」というような未来図しか今のところ見えてこないのがなんだか残念。
 それで思ったんだけど、日本の強みはやはり大学や企業の研究所で開発された基礎技術なんじゃないかと。今、ソニーが開発したお財布ケータイのIC技術FeliCaに関して調べているんだけど、やっぱりモバイルFeliCaってすごい技術だと思う。その技術をサービスに落とし込むにはまた別の才能が必要になる。だから研究所とベンチャー企業が結びつくことで、日本らしい世界への貢献ができるんじゃないだろうか。
 UEIの清水さんや、頓知ドットの井口さんなどは、まさにそういう仕事の仕方をしているんだけど、こうした動きがもっと広がるべきなんじゃないだろうか。
 今回のInfinity Ventures Summit(IVS)では、拡張現実やTouch Interfaceなどの次世代UIに関して大学の先生などがスピーチするセッションが設けられているが、ネット企業のためにこうした勉強の機会がもっとあってもいいと思う。
 僕自身もこうした基礎技術の部分をもっと取材していこうと思う。

 ちょっと思ったんだけど、IVSって東京でオープンなイベントも手がけてくれないかなあ。次の時代を担うのは経営者だけじゃなく、普通の企業の中にも新しい時代を作っていく能力とエネルギーを持っている人もいると思うんだけど。
 時間ができたら頓知ドットの井口さんに密着したい。非常に波長の合う人なんだけど、フランスに行っているのか、なかなかつかまらない。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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